ニュース速報
ワールド

引き続き緊張感持ち職責を果たす=キックバック報道受け松野官房長官

2023年12月08日(金)10時49分

松野博一官房長官は8日の閣議後会見で「引き続き緊張感を持って職責を果たしていきたい」と述べた。写真は、2021年10月4日に官邸で会見する松野氏。(2023年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

Ami Miyazaki

[東京 8日 ロイター] - 松野博一官房長官は8日の閣議後会見で、政治資金パーティー収入を巡る問題で1千万円を超えるキックバックを受けていたと報じられたことに関連し、所属する派閥で事実確認が行われていること、刑事告発を受け捜査中であることを理由に説明を控えるとした上で「引き続き緊張感を持って与えられた職責を果たしていきたい」と述べた。

官房長官として説明責任を果たすべきではないか、との質問に対し松野氏は、所属する清和政策研究会(安倍派)における事実確認と、派閥の政治資金の取り扱いについての刑事告発に関する捜査が行われていることを踏まえ、「適切に判断していく」とだけ答えた。

岸田文雄政権に対する影響を考え辞任するべきではないか、との指摘に対しては、職責を果たしていくとのコメントを繰り返した。

東京地検特捜部から事情聴取の要請があった場合に応じるかと聞かれ「捜査機関の活動内容に関することについては、政府の立場として答えることは控える」とした。

朝日新聞などは8日、松野官房長官が直近5年間で清和政策研究会から1千万円を超える裏金のキックバックを受け、政治資金収支報告書に記載していない疑いがあることがわかったと報じている。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

英財務相、予算案巡り誤解招いたとの批判退ける 野党

ワールド

トランプ氏、ホンジュラス前大統領を恩赦へ 麻薬密売

ワールド

OPECプラスが生産量据え置きを決定、27年以降の

ビジネス

野村HD、豪マッコーリーの米欧資産運用部門買収を完
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ガザの叫びを聞け
特集:ガザの叫びを聞け
2025年12月 2日号(11/26発売)

「天井なき監獄」を生きるパレスチナ自治区ガザの若者たちが世界に向けて発信した10年の記録

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【銘柄】関電工、きんでんが上昇トレンド一直線...業界を様変わりさせたのは生成AIブームの大波
  • 2
    100年以上宇宙最大の謎だった「ダークマター」の正体を東大教授が解明? 「人類が見るのは初めて」
  • 3
    メーガン妃の写真が「ダイアナ妃のコスプレ」だと批判殺到...「悪意あるパクリ」か「言いがかり」か
  • 4
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙す…
  • 5
    「世界で最も平等な国」ノルウェーを支える「富裕税…
  • 6
    コンセントが足りない!...パナソニックが「四隅配置…
  • 7
    【クイズ】次のうち、マウスウォッシュと同じ効果の…
  • 8
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファ…
  • 9
    中国の「かんしゃく外交」に日本は屈するな──冷静に…
  • 10
    128人死亡、200人以上行方不明...香港最悪の火災現場…
  • 1
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで墜落事故、浮き彫りになるインド空軍の課題
  • 2
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」〈注目記事〉
  • 3
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファール勢ぞろい ウクライナ空軍は戦闘機の「見本市」状態
  • 4
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙す…
  • 5
    100年以上宇宙最大の謎だった「ダークマター」の正体…
  • 6
    【クイズ】次のうち、マウスウォッシュと同じ効果の…
  • 7
    マムダニの次は「この男」?...イケメンすぎる「ケネ…
  • 8
    老後資金は「ためる」より「使う」へ──50代からの後…
  • 9
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 10
    128人死亡、200人以上行方不明...香港最悪の火災現場…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 7
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 8
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 9
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中