午前のドル157円前半へじり高、米ベネズエラ情勢注視
ドル紙幣、2017年6月22日撮影。REUTERS/Thomas White
Shinji Kitamura
[東京 5日 ロイター] - 午前のドルは157円前半へじり高となった。年始で取引を開始した国内実需などの買いが支えとなった。米国のベネズエラ攻撃の影響は現時点で限られたが、市場では今後の動向を注視したいとの声が広がっている。
日本の年明け取引となった5日午前のドルはじり高。実需の売買が集中する五・十日であることも重なり「輸入企業などの円売りが先行した」(大手銀のトレーダー)といい、ドルは朝方の156円後半から157円前半へ一時上昇した。買いが一巡すると156円後半へいったん反落したが、正午過ぎには再び157円前半へ切り返す底堅い動きとなっている。
米国のベネズエラ攻撃に関しては、現時点では影響は限定的との見方が優勢。ただ、米国が「他国にも同様の攻撃を仕掛けるようなことが起こると、国際秩序を乱す米国の信任が危ぶまれるといったことになりかねず、注意が必要」(三井住友銀行市場営業部為替トレーディンググループ長の納谷巧氏)との指摘が出ていた。
トランプ米大統領は4日、ベネズエラへの再攻撃の可能性を示唆したほか、コロンビア批判も展開。記者団がコロンビアに対する軍事作戦を模索するかを問うと「良い考えだと思う」と答えた。
週明けアジア市場では、ベネズエラ情勢を手掛かりに金現物が2%近く上昇したが、東京市場では日経平均が一時1400円超上昇した。日本の10年国債利回りは27年ぶり高水準となる2.125%まで一時上昇したが、対ドル以外の円相場は上下まちまちだった。





