エヌビディア、イスラエルAI新興買収へ協議 最大30億ドル=報道
イスラエル紙カルカリストは30日、米半導体大手エヌビディアがイスラエルの人工知能(AI)新興企業AI21Labsを最大30億ドルで買収する方向で交渉していると報じた。写真はエヌビディアのロゴ。2023年3月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)
[エルサレム 30日 ロイター] - イスラエル紙カルカリストは30日、米半導体大手エヌビディアがイスラエルの人工知能(AI)新興企業AI21Labsを最大30億ドルで買収する方向で交渉していると報じた。協議は進んだ段階にあるという。
エヌビディアはコメントを控えた。AI21のコメントは得られていない。
AI21は2023年の資金調達で企業価値が14億ドルと評価され、エヌビディアとアルファベット傘下グーグルが資金調達に参加した。
自動運転技術開発を手がけるモービルアイ創業者兼最高経営責任者(CEO)のアムノン・シャシュア氏らが17年に創業し、AIブームを背景にベンチャーキャピタルなどから強い関心を集めている。
カルカリストによると、以前から身売り先を模索していたAI21は過去数週間でエヌビディアとの交渉が大きく進展した。エヌビディアはAI21の従業員約200人に特に関心を示しているとみられる。その大半が高度な学位を持ち、「AI開発における希少な専門知識」を有するという。
同紙によれば、買収額は20億─30億ドルになる見通し。





