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中国6社が香港上場、初値は概ね公開価格上回る 9億米ドル調達
2025年12月30日（火）12時24分
中国企業６社が３０日、約６９億９０００万香港ドル（９億米ドル）を調達して香港株式市場に上場した。大方の初値は新規株式公開（ＩＰＯ）価格を上回り、香港市場の好調な１年を締めくくった。写真はハンセン指数と株価を表示するスクリーンの前に設置された雄牛の像。香港で２０２３年８月撮影（２０２５年 ロイター/Tyrone Siu）
Yantoultra Ngui Jiaxing Li
[シンガポール/香港 ３０日 ロイター] - 中国企業６社が３０日、約６９億９０００万香港ドル（９億米ドル）を調達して香港株式市場に上場した。大方の初値は新規株式公開（ＩＰＯ）価格を上回り、香港市場の好調な１年を締めくくった。
ＬＳＥＧのデータによると、２０２５年に香港でＩＰＯと追加株式売却により調達された資金は約７５０億ドルで、２４年の３倍以上、２１年以降で最高となった。
この日上場した企業の初値は１社を除いて全てがＩＰＯ価格を上回った。生成人工知能（ＡＩ）を活用する創薬企業インシリコ・メディシン・ケイマン・トップコは約４５％急騰した。
ソフトウエア会社の北京５１ＷＯＲＬＤデジタル・ツイン・テクノロジーは１５％近く上昇、産業用鉄骨構造メーカーのＵＳＡＳビルディング・システムは１５％超上昇、高級スキンケアブランドの上海フォレスト・キャビン・コスメティクス・グループは約９％上昇した。
また、この日は中国企業３社がＩＰＯを開始。総額９０億香港ドルを調達する見通しだ。
こうした状況は、香港がＩＰＯ拠点として復活していることを浮き彫りにしている。
