マンダム、第三者候補から非公開化の意向表明書を受領 KKRが提案と報道
[東京 15日 ロイター] - マンダムは15日、第三者候補から非公開化に関する法的拘束力のない意向表明書を10日付で受領したと発表した。株式の非公開化に向けた株式公開買い付け(TOB)とスクイーズアウトの提案が含まれ、買い付け価格はカロンホールディングスによる既存の2520円を上回るレンジで示されているという。
マンダムは今後、第三者候補者との協議を進め、提案が企業価値と株主の利益に資するかを慎重に検討する方針。仮に第三者候補者が想定どおりにTOBを実施した場合、終了日及び決済の開始日は2026年3月中旬から下旬になる予定っとしている。
同社はMBO(経営陣が参加する買収)の一環でTOBを実施中。11月、村上ファンド系の投資会社、シティインデックスイレブンス(東京都渋谷区)によるTOBへの対応方針の一環として、カロンホールディングス以外の第三者からの提案を求めていた。
日本経済新聞電子版は15日、米投資ファンドのKKRがマンダムのMBOに関し、対抗の買収案を出したことが分かったと伝えている。TOB価格は1株2800円以上という。
カロンホールディングスはこの日、マンダムが第三者候補から意向表明書を受領したと発表したことを受けて、TOBの期限を従来の12月18日から2026年1月5日に延長したと明らかにした。





