独総合PMI、9月速報は1年4カ月ぶり高水準 サービス業けん引

S&Pグローバルがまとめた9月のドイツのHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は52.4と、8月の50.5から上昇し、ロイターがまとめた市場予想の50.6を上回った。写真は2024年2月、フランクフルトの金融街(2025年 ロイター/Kai Pfaffenbach)
[ベルリン 23日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた9月のドイツのHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は52.4と、8月の50.5から上昇し、ロイターがまとめた市場予想の50.6を上回った。サービス部門が好調で、1年4カ月ぶりの高水準を記録した。
好不況の分かれ目となる50を上回るのは4カ月連続。
サービス部門PMIは8月の49.3から52.5に上昇、8カ月ぶりの高水準となった。
一方、製造業PMIは48.5で、前月の49.8から低下し、4カ月ぶりの低水準に落ち込んだ。
ハンブルク商業銀行のチーフエコノミスト、サイラス・デ・ラ・ルビア氏は「製造業に問題が生じているようだ」と分析。「国内外で需要が減り続ければ、企業が生産にブレーキをかける日もそう遠くはないだろう」と述べた。