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米シティ、今期投資銀手数料と市場関連収入は1桁台半ばの伸びに=CFO

2025年09月10日(水)08時09分

9月9日、米金融大手シティグループC.Nのマーク・メーソン最高財務責任者(CFO)は、第3・四半期の投資銀行手数料と市場関連の収入が前年同期比で1桁台半ばの伸びになるとの見通しを示した。写真はシティグループの看板。トロントで2017年10月撮影(2025年 ロイター/Chris Helgren)

Tatiana Bautzer

[ニューヨーク 9日 ロイター] - 米金融大手シティグループC.Nのマーク・メーソン最高財務責任者(CFO)は、第3・四半期の投資銀行手数料と市場関連の収入が前年同期比で1桁台半ばの伸びになるとの見通しを示した。

通期については、世界全体の収入と費用がそれぞれ従来示した予想の840億ドルと543億ドルからともに上振れるかもしれないと述べた。ただ収入と費用の比率自体は変わらないので、こうした上振れが利益に及ぼす影響は中立かプラス方向だと付け加えた。

シティが7月に発表した第2・四半期利益は予想を超え、株価を2008年以来の高値に押し上げたほか、最低40億ドル相当の自社株買い計画も打ち出された。

メーソン氏は、自社株買いは計画通りのペースで進んでいると説明。資本規制に関する米規制当局の方針を「喜ばしい」と評価するとともに、貸出債権の質が低下している兆しは見当たらないと強調した。

またメーソン氏は、シティが年内にメキシコ子会社バナメックスの上場を準備しているが、市場環境や規制面の承認手続きなどで来年初めにずれ込む可能性もあると明らかにした。

ロイター
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