ニュース速報
ビジネス

NY市場サマリー(29日)ドル対ユーロで下落、利回りまちまち 株反落

2025年08月30日(土)06時35分

<為替> 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルがユーロとスイスフランに対して下落した。トレーダーらが米連邦準備理事会(FRB)による来月の利下げに備えたことから、8月月間では主要通貨バスケットに対して2%下落する見通しとなった。

この日発表された7月の個人消費支出(PCE)価格指数が予想通りだったことを受けてドルは当初上昇したが、その後上昇幅を縮小した。7月のPCE価格指数は前年比2.6%上昇した。伸びは6月と変わらずだった。

CMEのフェドウオッチによると、短期金融市場は87%の確率で来月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げを織り込んでいる。1カ月前は63%だった。

ドル指数は午後の取引で0.09%安の97.803となった。

さらに、トランプ大統領によるクックFRB理事の解任もドルの重しとなっている。

クック理事がトランプ大統領による解任に法的根拠はないとして提訴した訴訟で、ワシントンの連邦地裁は29日、審理を開始した。

ユーロは0.11%高の1.1696ドル、ポンドは1.3502ドルで横ばいだった。両通貨とも月間で2%以上上昇した。

ドル/円は0.02%高の146.985円となったが、月間では2.5%下落した。

対スイスフランでは、ドルは0.26%安の0.7997フランとなり、月間では1.3%下落した。 

NY外為市場:[USD/J]

<債券> 国債利回りがまちまちで推移した。金利に敏感な2年債利回りの低下幅は、月間としては1年ぶりの大きさとなる見通し。この日は9月1日のレーバーデー(労働者の日)に伴う連休を控えたポジション調整の動きが見られたほか、朝方発表された米個人消費支出(PCE)価格指数の内容が材料視された。

フェデラルファンド(FF)金利先物市場は、9月FOMCでの利下げ確率は89%との見方を織り込む。PCE発表前は84%だった。

2年債利回りは1.6ベーシスポイント(bp)低下の3.619%。月間では33bp低下し、昨年8月以来の大幅な低下となった。

一方、10年債利回りは1.6bp上昇の4.223%となった。

2・10年債の利回り格差は60bp。月間では18bp拡大し、4月以来の高水準となった。 

米金融・債券市場:[US/BJ]

<株式> 反落して取引を終えた。デル・テクノロジーズ や半導体大手エヌビディアなど人工知能(AI)関連銘柄が下落した。

デルは9%近く下落し、S&P総合500種の中で最も下落幅が大きかった銘柄の一つとなった。

人工知能(AI)最適化サーバーの高い製造コストと競争の激化が、AIインフラに対する強気な需要予測に影を落としている。

エヌビディアは3.4%下落し、3日続落となった。

米連邦準備理事会(FRB)による利下げ期待から月間では、S&P500は1.9%上昇、ダウ工業株30種は3.2%上昇、ナスダック総合は1.6%上昇した。S&P500とは4カ月連続、ナスダックは5カ月連続で上昇した。

国の電子商取引大手アリババの米国上場株は13%急騰。AI関連の需要で、クラウドコンピューティング事業が予想を上回る四半期成長を記録したことを受けた。

S&P500の11セクターのうち6セクターが上昇した。

半導体大手マーベルは約19%下落した。四半期収益が予想を下回ると発表した。

S&P500では、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.3対1の比率で上回った。

米取引所の合算出来高は148億株。直近20営業日の平均は164億株。 

米国株式市場:[.NJP]

<金先物> ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米利下げ期待を背景に買い進まれ、4日続伸した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比41.80ドル(1.20%)高の1オンス=3516.10ド ル。中心限月の清算値ベースで最高値を更新した。週間では2.86%高となった。 

NY貴金属:[GOL/XJ]

<米原油先物> ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、需給緩和懸念などを背景に売られ、3日ぶりに反落した。米国産標準油種WTIの中心限月10月物の清算値(終値に相当)は、前日比0.59ドル(0.91%)安の1バレル=64.01ドル。月間では7.58%安だった一方、週間では0.55%高。11月物は0.61ドル安の63.46ドル。 

NYMEXエネルギー:[CR/USJ]

ドル/円 NY終値 147.02/147.07

始値 147.18

高値 147.4

安値 146.78

ユーロ/ドル NY終値 1.1684/1.1688

始値 1.1667

高値 1.1708

安値 1.1652

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 97*06.50 4.9295%

前営業日終値 98*02.50 4.8720%

10年債(指標銘柄) 17時04分 100*04.50 4.2323%

前営業日終値 100*11.00 4.2070%

5年債(指標銘柄) 17時05分 99*21.25 3.6992%

前営業日終値 99*21.75 3.6960%

2年債(指標銘柄) 17時05分 100*00.25 3.6208%

前営業日終値 99*31.38 3.6350%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 45544.88 -92.02 -0.20

前営業日終値 45636.90

ナスダック総合 21455.55 -249.61 -1.15

前営業日終値 21705.16

S&P総合500種 6460.26 -41.60 -0.64

前営業日終値 6501.86

COMEX金 12月限 3516.1 +41.8

前営業日終値 3474.3

COMEX銀 12月限 4072.3 +102.0

前営業日終値 3970.3

北海ブレント 10月限 68.12 ‐0.50

前営業日終値 68.62

米WTI先物 10月限 64.01 ‐0.59

前営業日終値 64.60

CRB商品指数 302.3538 +0.6017

前営業日終値 301.7521

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ関税の大半違法、米控訴裁が判断 「完全な災

ビジネス

アングル:中国、高齢者市場に活路 「シルバー経済」

ビジネス

米国株式市場=反落、デルやエヌビディアなどAI関連

ワールド

米、パレスチナ当局者へのビザ発給拒否 国連総会出席
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:健康長寿の筋トレ入門
特集:健康長寿の筋トレ入門
2025年9月 2日号(8/26発売)

「何歳から始めても遅すぎることはない」――長寿時代の今こそ筋力の大切さを見直す時

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が下がった「意外な理由」
  • 2
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動ける体」をつくる、エキセントリック運動【note限定公開記事】
  • 3
    豊かさに溺れ、非生産的で野心のない国へ...「世界がうらやむ国」ノルウェーがハマった落とし穴
  • 4
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体…
  • 5
    25年以内に「がん」を上回る死因に...「スーパーバグ…
  • 6
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害…
  • 7
    「人類初のパンデミック」の謎がついに解明...1500年…
  • 8
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 9
    20代で「統合失調症」と診断された女性...「自分は精…
  • 10
    トレーニング継続率は7倍に...運動を「サボりたい」…
  • 1
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ女性が目にした光景が「酷すぎる」とSNS震撼、大論争に
  • 2
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 3
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット民が「塩素かぶれ」じゃないと見抜いたワケ
  • 4
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が…
  • 5
    皮膚の内側に虫がいるの? 投稿された「奇妙な斑点」…
  • 6
    なぜ筋トレは「自重トレーニング」一択なのか?...筋…
  • 7
    飛行機内で隣の客が「最悪」のマナー違反、「体を密…
  • 8
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動…
  • 9
    25年以内に「がん」を上回る死因に...「スーパーバグ…
  • 10
    豊かさに溺れ、非生産的で野心のない国へ...「世界が…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果…
  • 7
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 8
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 9
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 10
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中