豪NAB、4─6月期はキャッシュ利益が小幅増 利益率改善

8月18日、豪ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)が発表した第3・四半期(4─6月)決算は、キャッシュ利益が小幅に増加した。写真は同行のロゴ。シドニーで5月撮影(2025年 ロイター/Hollie Adams)
[18日 ロイター] - 豪ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)が18日発表した第3・四半期(4─6月)決算は、キャッシュ利益が小幅に増加した。利益率改善や企業向け融資と住宅ローンの伸びが寄与した。
キャッシュ利益は17億7000万豪ドル(11億5000万米ドル)。前年同期は17億5000万豪ドルだった。
金利低下により融資額が増加し、資産の質も向上した。
上半期の四半期平均と比べて、企業向け貸出は4%増、住宅ローンは2%増となった。
銀行の収益性を示す主要指標である純金利マージン(NIM)は8ベーシスポイント(bp)上昇した。
同行はまた、主にオーストラリアとニュージーランドの企業向け融資とオーストラリアの無担保リテールポートフォリオに関連し、2億5400万豪ドルの信用減損費用を計上した。
営業費用は3%増加した。2025年度の営業費用は約4.5%増を見込んでいる。