「ビッグ・ショート」投資家バリー氏、第2四半期は強気姿勢に転換

2008年の米住宅市場崩壊を予測したことで「ビッグ・ショート」投資家として知られるマイケル・バリー氏率いるサイオン・アセット・マネジメントが、第2・四半期はさまざまなセクターや国の株式に対して強気姿勢となっていることが14日の開示資料で判明した。写真はニューヨーク証券取引所。8月6日、ニューヨーク市で撮影(2025年 ロイター/Jeenah Moon)
Carolina Mandl
[ニューヨーク 14日 ロイター] - 2008年の米住宅市場崩壊を予測したことで「ビッグ・ショート」投資家として知られるマイケル・バリー氏率いるサイオン・アセット・マネジメントが、第2・四半期はさまざまなセクターや国の株式に対して強気姿勢となっていることが14日の開示資料で判明した。
同社は第1・四半期には中国企業に対して弱気姿勢となっていた。
第2・四半期には中国企業のアリババと京東集団(JDドットコム)、オランダのASMLホールディングのほか、エスティローダー、ルルレモン・アスレティカ、メタ・プラットフォームズ、リジェネロン・ファーマシューティカルズ、ユナイテッドヘルス・グループ、VFコープといった米国企業のコールオプション(買う権利)を購入。株価が上昇すれば利益を得られることになる。