ステランティス、水素燃料電池の開発中止 商用車年内投入も見送り

欧米自動車大手ステランティスは16日、水素燃料電池(FC)技術の開発計画を中止すると発表した。写真はイタリア・タリンの同社の工場。2024年10月撮影(2025年 ロイター/Remo Casilli)
[ローマ 16日 ロイター] - 欧米自動車大手ステランティスは16日、水素燃料電池(FC)技術の開発計画を中止すると発表した。年内に予定していたFC搭載の商用車の発売も取りやめる。
決定の理由として水素充填インフラの不足、高い資本要件、顧客向けの購入インセンティブを強化する必要性を挙げた。
欧州全域担当の最高執行責任者(COO)を務めるジャン・フィリップ・インパラート氏は「水素はニッチ市場にとどまっており、中期的に見て経済的に持続する見通しが立たない」と説明した。
フランスの自動車部品サプライヤー、ミシュランとフォルビアは、この決定に驚いたとし、2023年にステランティスが出資したFCを手がける合弁会社シンビオに「運営および財務上の深刻な影響」をもたらすと指摘した。
フォルビアによると、ステランティスはシンビオの主要顧客で同社取引の80%近くを占めているという。
ミシュランは声明で「当社の最大の懸念は、この決定がシンビオの国内外の従業員に与える影響だ」と述べた。
ウェブサイトによると、シンビオは従業員650人余りを抱える。23年にフランス東部にギガファクトリーと、米カリフォルニア州に新拠点を開設した。
ステランティスは、シンビオ株主との協議を開始し、現在の市場への影響を検証するとともに、同社の最善の利益を守るためにそれぞれの義務に沿った対応を進めていると表明した。
ステランティスはFC搭載の商用車を2020年代末までに採用することは想定していないと説明。この決定は同社生産拠点の従業員に影響を与えることはなく、水素技術に関する研究開発活動は他のプロジェクトに振り向けると付け加えた。
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