日鉄、米子会社売却で事業再編損失2300億円 第1四半期に計上

6月19日、日本製鉄は、米鉄鋼大手USスチール買収が完了したため、予定通り米国で鋼板を製造販売する合弁会社AM/NSカルバートの日鉄持ち分を保有する米子会社NS Koteの全株式を、合弁相手の欧州アルセロール・ミタルに譲渡すると発表した。写真は日本製鉄のロゴ。5月26日、君津で撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)
[東京 19日 ロイター] - 日本製鉄は19日、米鉄鋼大手USスチール買収が完了したため、予定通り米国で鋼板を製造販売する合弁会社AM/NSカルバートの日鉄持ち分を保有する米子会社NS Koteの全株式を、合弁相手の欧州アルセロール・ミタルに譲渡すると発表した。
これに伴い2026年3月期第1・四半期に連結ベースで2300億円程度の事業再編損失を計上する見込みという。同期通期の業績見通しについては、合理的な算定が可能となった時点で速やかに開示するとした。
日鉄は昨年10月、USスチール買収が実現した場合に同合弁持ち分を譲渡すると発表していた。