ニュージーランドGDP、第1四半期は予想上回る0.8%増 伸び加速

6月19日、ニュージーランド(NZ)統計局が発表した第1・四半期の国内総生産(GDP)は、季節調整済み前期比で0.8%増加した。写真は、ショッピングモールで買い物をする人々。2020年7月、ウェリントンで撮影(2025年 ロイター/Praveen Menon)
Lucy Craymer
[ウェリントン 19日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)統計局が19日発表した第1・四半期の国内総生産(GDP)は、季節調整済み前期比で0.8%増加した。
アナリスト予想(0.7%増)とNZ準備銀行(中央銀行)の予想(0.4%増)を上回った。
昨年第4・四半期の伸び率は0.7%から0.5%に下方改定された。
ウェストパックのシニアエコノミスト、マイケル・ゴードン氏は指標発表を受けたノートで「昨年の急激な景気後退から予想よりも早く回復する中、中銀が7月に金利を据え置き、状況を見極める機会をつくるとわれわれは引き続き予想している」と記した。
第1・四半期のGDPは前年比では0.7%減。予想は0.8%減だった。
市場はGDP統計に反応薄。NZドルは0.6028米ドルで横ばい。
統計局によると、16産業中9産業が拡大し、ビジネスサービスと製造が特に好調だった。一方、芸術・娯楽サービス、情報・メディア・通信が最も縮小した。