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FRB9・10月利下げ確率上昇、金利据え置き発表後=金融市場

2025年06月19日(木)05時21分

フェデラルファンド(FF)金利先物市場では、米連邦準備理事会(FRB)が9月の連邦公開市場委員会(FOMC)利下げを再開する確率が約64%と、FRBによる18日の金利据え置き発表前の58%から上昇した。2013年7月撮影(2025年 ロイター/Jonathan Ernst)

Gertrude Chavez-Dreyfuss

[ニューヨーク 18日 ロイター] - フェデラルファンド(FF)金利先物市場では、米連邦準備理事会(FRB)が9月の連邦公開市場委員会(FOMC)利下げを再開する確率が約64%と、FRBによる18日の金利据え置き発表前の58%から上昇した。10月FOMCでの追加利下げの確率も高まった。

FRB政策担当者は声明で、年内に利下げが行われる可能性が高いとした一方で、トランプ政権の関税措置を巡るインフレ上昇の見通しを受け、今後の全体的な利下げペースの鈍化を示唆した。

市場は2025年の利下げ幅を計50ベーシスポイント(bp)と予想、FRBが18日に公表した最新の金利・経済見通しで示した利下げ幅と一致した。FRB声明前は46bpだった。

FRBはまた、26年と27年は利下げペースを25年からやや鈍化し、それぞれ25(bp)の利下げを1回ずつ実施するとした。

フリーダム・キャピタル・マーケッツのチーフ・グローバル・ストラテジスト、ジェイ・ウッズ氏は電子メールで、「関税に関する議論と同様、FRBは『様子見』姿勢に向かっている」と指摘。不確実性は低下した可能性があるが、FRBの基準からすると依然として高い水準にあることを理由とした。

ロイター
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