米玩具ハズブロ、世界従業員の3%を削減 中国への関税が影響

6月17日、 米玩具メーカーのハズブロは直近のコスト削減策として、世界の従業員4985人の3%に当たる約150人を削減した。写真は同社のロゴ。ニューヨークで2021年11月撮影(2205年 ロイター/Andrew Kelly)
[17日 ロイター] - 米玩具メーカーのハズブロは直近のコスト削減策として、世界の従業員4985人の3%に当たる約150人を削減した。米国中国からの玩具輸入に高関税を課したことが影響した。当局に提出した2024年度の開示書類で明らかになった。
同社広報はロイターに対し「われわれは長期目標に沿って組織を調整している」と述べた。
ハズブロは米国で販売する玩具とゲーム機の約半分を中国から輸入しており、調達先を分散し、中国依存を減らす取り組みを急いでいる。
同社のクリス・コックス最高経営責任者(CEO)は4月の決算発表後の電話会議で、関税は最終的に消費者物価の上昇や失業、株主利益の減少につながるとの見方を示していた。