エヌビディアとパープレキシティ、現地AIモデル強化へ欧州企業と提携

米半導体大手エヌビディアと人工知能(AI)検索を手がける米新興企業パープレキシティは11日、欧州と中東のAI企業十数社と提携し、これらの企業のAI技術を改良して現地企業に提供すると発表した。写真はエヌビディアのロゴ、2017年7月撮影(2025年 ロイター/Mike Blake)
[サンフランシスコ 11日 ロイター] - 米半導体大手エヌビディアと人工知能(AI)検索を手がける米新興企業パープレキシティは11日、欧州と中東のAI企業十数社と提携し、これらの企業のAI技術を改良して現地企業に提供すると発表した。
エヌビディアは、フランス、ドイツ、イタリア、ポーランド、スペイン、スウェーデンの企業と協力し、現地語のAIモデルを、より複雑なタスクを実行できる推論モデルにする支援を行うという。
英語や中国語で構築されたAIはそうした技術に移行し始めているが、学習データが少ない言語では移行がより難しくなっている。
エヌビディアの法人向け生成AIソフトウエア担当副社長、カリ・ブリスキ氏は、AIモデル企業が現地語で、合成データとして知られる新たなデータを生成し、モデルを改善できるよう支援すると述べた。
これらのローカルモデルが訓練されると、パープレキシティは欧州での提供を支援し、企業が現地のデータセンターでビジネスタスクに使用できるようにするという。