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オアシス、京セラの山口会長・谷本社長の選任に反対

2025年06月12日(木)11時03分

 香港の投資ファンド、オアシス・マネジメントは12日、京セラの株主総会で、山口悟郎会長と谷本秀夫社長の選任に反対する方針を明らかにした。写真は同社のロゴ。2012年5月、都内で撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)

Ritsuko Shimizu

[東京 12日 ロイター] - 香港の投資ファンド、オアシス・マネジメントは12日、京セラの株主総会で、山口悟郎会長と谷本秀夫社長の選任に反対する方針を明らかにした。業績低迷の責任は経営トップにあると指摘している。

オアシスは5月、京セラに対し「7つの戦略提言」を示し、非中核事業撤退や自社株買いなどを求めた。しかし、オアシスによると、この戦略提言に京セラは耳を傾けることはなく、変革を遂げる意思も見られないとしている。

また、京セラでは経営目標の未達が常態化している上、現経営陣は計画の策定能力と実行力の双方を欠いており「抜本的な改革には程遠い現在の計画ですら遂行できるのか、極めて疑問」と指摘している。

オアシスは、6600億円に相当するノンコア事業からの撤退など提案している7つの戦略を実行することで「株価は足元の水準から100%を超えて上昇する余地がある」としている。

ロイター
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