米ワーナーが「ジャンク級」に、フィッチが格下げ 事業分割案で

6月11日、格付け会社フィッチ・レーティングスは、米メディア大手ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)をジャンク(投資不適格)級に格下げした。写真は、WBDのアトランタキャンパスの看板。2023年5月2日、アトランタで撮影(2023年 ロイター/ Alyssa Pointer)
Dawn Chmielewski Matt Tracy Milana Vinn
[11日 ロイター] - 格付け会社フィッチ・レーティングスは11日、米メディア大手ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)をジャンク(投資不適格)級に格下げした。
WBDは9日、動画配信・映画とケーブルテレビ(CATV)に事業を切り分け、2つの上場企業にする組織再編計画を発表した。
フィッチのアナリストは格下げについて、「分割後のWBDが衰退しつつある業界において規模が縮小、多様性が低下、レバレッジが過大になるという当社の予想を反映した」と説明。「最終的な資本構成次第では数ノッチ格下げもあり得る」とした。