オラクル、年間売上高予想を上方修正 クラウド需要見込む

6月11日、米ソフトウエア大手オラクルのサフラ・キャッツ最高経営責任者(CEO)は、決算発表後の電話会議で、2026年度の年間売上高見通しを最低670億ドルに引き上げたと発表した。写真は同社のオフィスのロゴ。2021年10月、ダブリンで撮影(2025年 ロイター/ Tom Bergin)
[11日 ロイター] - 米ソフトウエア大手オラクルのサフラ・キャッツ最高経営責任者(CEO)は11日、決算発表後の電話会議で、2026年度の年間売上高見通しを最低670億ドルに引き上げたと発表した。人工知能(AI)を採用する企業からクラウドサービスに対して強い需要があると見込んだ。
発表を好感し、オラクルの株価は時間外取引で7%余り上昇した。
通年の増収率見通しは16.7%と、従来見通しの15%から上方修正した。キャッツ氏は「アプリケーションとインフラを含めたクラウド全体の伸び率は、25年度の24%から26年度には40%超に高まるだろう」と述べた。
第4・四半期(3―5月)の売上高は159億ドルと、アナリスト予想の155億9000万ドルを上回った。最大部門であるクラウドサービスおよびライセンスサポート事業の売上高は14%増の117億ドル。
特別項目調整後の1株当たり利益は1.70ドルで、アナリスト予想の1.64ドルを上回った。