日経平均は続伸で寄り付く、米半導体株高が支援 米中協議の見極めも

寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比189円60銭高の3万8278円17銭と続伸してスタートした。写真は2024年12月、東京証券取引所で撮影(2025年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 10日 ロイター] - 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比189円60銭高の3万8278円17銭と続伸してスタートした。前日の米国市場での半導体株高や、ドル/円の上昇基調が支えになっている。
一方、米中の閣僚級貿易協議の結果を見極めたいとのムードは強い。米国と中国は9日、2回目の通商問題を巡る閣僚級協議をロンドンで開いた。協議は10日も継続する見通しで、米国は中国によるレアアース(希土類)規制の緩和を求めている。
アドバンテストなど半導体関連は総じてしっかり。主力株はトヨタ自動車やソニーグループが小高い。指数寄与度の高いファーストリテイリングは小安い一方、ソフトバンクグループは堅調となっている。