リクルートHD、今期10%増益を予想 米国など求人需要減少

5月9日 リクルートホールディングスは9日、2026年3月期通期の連結営業利益(国際会計基準)が前年比10.1%増の5400億円になる見通しを発表した。写真はリクルートのロゴ。2014年9月、都内で撮影(2025年 ロイター/Yuya Shino)
[東京 9日 ロイター] - リクルートホールディングスは9日、2026年3月期通期の連結営業利益(国際会計基準)が前年比10.1%増の5400億円になる見通しだと発表した。IBESがまとめたアナリスト17人の営業利益予想の平均値5676億円を下回った。
米国、欧州、豪州を含むその他の地域の求人需要は、前年対比で減少が続く見込み。日本は現状の事業環境が続き、急激な景気後退が起きないことを前提としている。
出木場久征社長は会見で、世界の経済状況は不透明で米国も読みづらい状況だとした上で「それよりも何よりも、この今のAI(人工知能)の進化はどう考えても2、30年に1回の機会」と語った。
26年3月期の想定為替レートは1ドル145円、1ユーロ158円、1豪ドル92円とした。
同時に発表した25年3月期の連結営業利益は同21.9%増の4905億円だった。