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世銀の融資能力拡大へ、11カ国が110億ドルの拠出約束

2024年04月22日(月)11時06分

 4月19日、世界銀行は、気候変動や感染症のパンデミック(大流行)など世界的規模の課題に対処するために融資能力を今後10年間で700億ドル拡大することを目指し、11カ国が新たなハイブリッド資本とポートフォリオ保証に計110億ドル強の拠出を約束したと発表した。写真はインドネシア・バリ島のヌサドゥアで2018年10月撮影(2024 ロイター/Johannes P. Christo)

David Lawder

[ワシントン 19日 ロイター] - 世界銀行は19日、気候変動や感染症のパンデミック(大流行)など世界的規模の課題に対処するために融資能力を今後10年間で700億ドル拡大することを目指し、11カ国が新たなハイブリッド資本とポートフォリオ保証に計110億ドル強の拠出を約束したと発表した。

ワシントンで開催中の世銀と国際通貨基金(IMF)の春季会合で明らかにした。

世銀の出資国は昨年4月、世銀のレバレッジ比率を引き上げ、融資能力を向こう10年間で400億ドル程度増強するほか、二国間保証の拡大で融資能力をさらに100億ドル程度高めることで合意している。

今回11カ国が合意した110億ドル余りの拠出のうち、90億ドル程度は米国が新たなポートフォリオ保証プラットフォームに拠出する。ポートフォリオ保証は基準を満たしたプロジェクトに対する民間の投融資を保証する仕組みで、米国以外では日本が10億ドル、フランスが5億ドルを拠出する。ベルギーも拠出するが金額は未定。

株式と債券の性格を併せ持つハイブリッド資本に対しては、英国、デンマーク、ドイツ、イタリア、ラトビア、オランダ、ノルウェーが拠出し、英国の拠出額は1億ポンド。

ロイター
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