カナダ中銀、金利据え置き 景気減速で インフレリスク依然懸念
カナダ銀行は、政策金利である翌日物金利の誘導目標を5.0%に据え置いた。2017年、オタワで撮影(2023年 ロイター/Chris Wattie)
[オタワ 6日 ロイター] - カナダ銀行(BOC、中央銀行)は6日、政策金利である翌日物金利の誘導目標を5.0%に据え置いた。景気が減速し、全般的な物価圧力が緩和していると指摘すると同時に、インフレ懸念を踏まえ、追加利上げの可能性に含みを残した。
中銀は声明で「依然としてインフレ見通しへのリスクを懸念しており、必要に応じ政策金利を引き上げる用意がある」とし、「コアインフレのさらなる持続的な緩和」を確認したいとした。
前回の声明で使用された「物価安定に向けた進展は遅く、インフレリスクは高まっている」いう文言は削除された。
さらに、労働市場における圧力は緩和され、成長は今年半ばに失速し、もはや需要過多の状況ではないと指摘。「金利上昇が明らかに支出を抑制している」とした。
10月のコアインフレはここ数カ月で見られたレンジの下限にあると指摘し、「経済の減速により、幅広いモノやサービスにおけるインフレ圧力が緩和している」という認識を示した。
短期金融市場では、早ければ来年3月に利下げが実施される可能性があるという見方を織り込んでいる。
カナダドルは対米ドルで一時0.3%上昇し、1米ドル=1.3553カナダドルを付けた。
スコシアバンクの資本市場経済担当バイスプレジデント、デレク・ホルト氏は「状況を注視しろというメッセージだ。来年第1・四半期にも利下げが始まるとの市場の観測をけん制している」と述べた。
中銀のマックレム総裁は、インフレ率が依然として目標を大幅に上回っており、中銀は利下げを考えたこともないと述べている。
BMOキャピタル・マーケッツのチーフエコノミスト、ダグ・ポーター氏は「利上げの効果が本当に出ているというのが中銀の主たるメッセージだ。利上げが終了したのは明確で、利下げ開始へのカウントダウンが始まっている」と述べた。
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