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英最低賃金、来年4月に9.8%引き上げへ

2023年11月22日(水)08時14分

11月21日、 ハント英財務相は国内の最低賃金(時給)を来年4月から9.8%引き上げて11.44ポンド(14.26ドル)にすると発表した。ロンドンで7月撮影(2023年 ロイター/Anna Gordon)

David Milliken

[ロンドン 21日 ロイター] - ハント英財務相は21日、国内の最低賃金(時給)を来年4月から9.8%引き上げて11.44ポンド(14.26ドル)にすると発表した。平均賃金との比較では先進国で最高の部類となる。 

経済協力開発機構(OECD)の昨年の推計では、英国の最低賃金はフルタイム労働者平均の58%で、西欧ではポルトガルとフランスに次ぐ第3位。ハント氏は先月の与党・保守党大会で、最低賃金を11ポンド以上に上げ、この比率を67%程度にする方針を示していた。

この引き上げで、およそ270万人の労働者が直接的な恩恵を受けるという。

一方イングランド銀行(英中央銀行)は、今年約8%に達した全般的な賃金上昇率を踏まえると、物価上昇率を2%の目標に戻すのは難しくなると警告している。

ロイター
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