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前場の日経平均は反発、設備投資の増加を好感

2015年12月01日(火)12時12分

12月1日、前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比199円08銭高の1万9946円55銭と3日ぶりに反発した。都内で10月撮影(2015年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 1日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比199円08銭高の1万9946円55銭と3日ぶりに反発した。為替が円安方向に振れたことに加え、寄り付き前に発表された2015年7─9月期の法人企業統計で設備投資が予想外の2ケタ増となったことが好感された。

日経平均の上げ幅は一時200円を超え、抵抗線として意識される2万円に接近したが、高値圏では戻り待ちの売りに上値を抑えられた。

財務省が1日発表した2015年7─9月期の法人企業統計(金融業・保険業を除く)によると、設備投資額(ソフトウエアを含む)は全産業で前年比11.2%増となり、10期連続の増加となった。市場では「設備投資の強さが素直に好感された。今後も豊富な政策メニューが相場を下支えしそうだが、日経平均2万円超えには一段の円安進展など追加的な材料が必要だ」(カブドットコム証券投資ストラテジストの河合達憲氏)との声が出ていた。

東証1部の騰落数は、値上がり1265銘柄に対し、値下がりが507銘柄、変わらずが149銘柄だった。

ロイター
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