カーク暗殺の直後から「極左」批判...トランプ政権が完全無視した「都合の悪い真実」とは?
数日後には、バンス副大統領が「左派は政治的暴力を擁護し称賛する傾向がはるかに強い」と述べた。
このような発言は全く事実に反する。2001年以降にアメリカ国内で起きたテロによる死者の75~80%は、右派の過激派によるものだ。左派の過激派による政治的暴力の件数は全体の10~15%、全ての死者に占める割合は5%に満たない。
一方で忘れてはならないのは、21年1月にはトランプ支持派が連邦議会議事堂を襲撃し、大統領選挙の結果を覆そうとしたことだ(トランプはこの事件で起訴された支持者約1600人に恩赦を与えた)。
しかし、今回の暗殺事件について、そして社会と政治の緊張が生まれている要因について、ホワイトハウスが広めようとしている見解に異を唱えるのは、今日のアメリカでは勇気が要る。
ホワイトハウスと右派の活動家たちは事件後直ちに、対立勢力を抑圧し、トランプと右派の政策への異論を封じ込めるために、暗殺事件を利用しようと考えたようだ。
テレビの人気トーク番組の司会者であるジミー・キンメルは、この事件に関して述べたジョークを理由に、番組の放送を停止された(言論の自由を守ろうとする左右両派の人々の激しい反発により、程なく番組の放映は再開された)。
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