チャールズやヘンリーの醜聞どころじゃない、英王室を脅かす「最大の危険」
エリザベス女王は神話の力を理解していた。2012年のロンドン五輪開会式で女王がボンドと会い、007のテーマ曲に乗ってヘリからパラシュートで会場に降下する動画は大評判だった。
チャールズ新国王が王室の現代化に取り組み、もっとささやかで謙虚な存在に変えていくことは間違いない。なかには旧宗主国の王室との関係を絶つ国もあるかもしれない。それでもイギリス社会の多くの人々は、「イギリス人とは何か」についての王室が語る「おとぎ話」に共感し、安らぎを得続けている。チャールズはより平等主義的なイギリス社会を支持するジェスチャーを見せるだけで十分だろう。
神話は強力だ。1609年、私の直系祖先の船が難破しバミューダ諸島に漂着した。イギリスに戻った彼の話を聞きシェークスピアは『テンペスト』を書いた。彼の筆で難破と反乱騒ぎは希望と和解の「夢で織り上げられた」英雄的神話へと昇華した。
たとえ連合王国が解体され、英連邦が縮小しても、チャールズ3世による君主制は当分の間存続するはずだ。
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