コラム

笑顔と経済の密接な関係 マクドナルドが実践する「0円の投資」とは?

2021年11月25日(木)16時15分

そして、笑顔の中でも「作り笑顔こそ価値がある」と鴨頭氏は主張する。

「どんなに嫌なことがあっても、目の前の人に向けて笑顔をクリエイトする行為は、自分のためでなく人のため。そのことに価値がないはずがない」

作り笑顔を否定することは、すべてのコミュニケーションを根本から否定することになる。私たちが笑顔の価値をもっと信じることができれば、職場や夫婦・友人関係にも良い循環が生み出されるのかもしれない。

自ら笑顔を作ることで相手から笑顔が返ってきて、より大きな幸せが生まれる......これも「投資」だと藤野氏と鴨頭氏の意見は一致した。

投資をしないとリターンが返ってこないのと同じで、いつも仏頂面をしている人に微笑みかけてくれる人はいないだろう。

「笑顔の投資」はコストゼロ、リスクゼロ、かつリターンは大きい。そしてこの投資は、だれでも今すぐに始めることができる。

※「お金のまなびば!」は、藤野氏とお金や投資、経済について学んでいくYouTubeチャンネル。今回はその動画「【藤野英人×鴨頭嘉人】変わりたい人必見!成功の法則を語る」から、エッセンスをほんの一部、記事にまとめた。

構成・酒井理恵

●YouTubeチャンネル「お金のまなびば!」

プロフィール

藤野英人

レオス・キャピタルワークス 代表取締役会長兼社長、CIO(最高投資責任者)
1966年富山県生まれ。国内・外資大手資産運用会社でファンドマネージャーを歴任後、2003年にレオス・キャピタルワークスを創業。日本の成長企業に投資する株式投資信託「ひふみ投信」シリーズを運用。投資啓発活動にも注力しており、東京理科大学MOT上席特任教授、早稲田大学政治経済学部非常勤講師、日本取引所グループ(JPX)アカデミーフェロー、一般社団法人投資信託協会理事を務める。主な著書に『投資家みたいに生きろ』(ダイヤモンド社)、『投資家が「お金」よりも大切にしていること』(星海社新書)、『さらば、GG資本主義――投資家が日本の未来を信じている理由』(光文社新書)、『「日経平均10万円」時代が来る!』(日経BP 日本経済新聞出版)など。

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