コラム
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

茜 灯里

作家・科学ジャーナリスト。青山学院大学客員准教授。博士(理学)・獣医師。東京大学理学部地球惑星物理学科、同農学部獣医学専修卒業、東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻博士課程修了。朝日新聞記者、大学教員などを経て第24回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞。小説に『馬疫』(2021 年、光文社)、ノンフィクションに『地球にじいろ図鑑』(2023年、化学同人)、ニューズウィーク日本版ウェブの本連載をまとめた『ビジネス教養としての最新科学トピックス』(2023年、集英社インターナショナル)がある。分担執筆に『ニュートリノ』(2003 年、東京大学出版会)、『科学ジャーナリストの手法』(2007 年、化学同人)、『AIとSF2』(2024年、早川書房)など。

サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

がん細胞だけ攻撃する免疫細胞をオーダーメイドで作ることに成功 ゲノム編集技術の歴史と未来

<ゲノム編集は、狙った遺伝子を容易かつ正確に改変できる技術として、すでに農作物の品種改良などに応用されている。医療分野では、体内に潜伏するウ

2022.11.15
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

「鑑真が持ってきた36種が今日の漢方薬の源」との研究結果 日本の漢方医学の歴史

<岡山大の研究チームによれば、仏教伝来で知られる鑑真は仏典だけでなく、多くの漢方薬や香辛料、医学書を日本に持ってきたという> 現在の日本では

2022.11.08
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

日本の研究グループが世界新の成果 今さら聞けない「超伝導」の基礎と歩み

<生活に直結する実用的な科学技術で、日本人研究者の貢献も目立つ超伝導研究。発見されてからの100年の歴史と応用例について概観する> 成蹊大、

2022.11.01
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

「子供の頃から寝不足」「女子の方が休日に寝溜めする」日本人の睡眠傾向とリスク

<小学4年生から高校3年生までを対象に睡眠習慣を調査した広島大・田原優准教授らの研究で、睡眠不足とその精神衛生への影響が示された。とりわけ女

2022.10.25
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

シジミ汁の白く濁る理由がついに解明された!

<身近な不思議で、実は科学的に未解明というものは少なくない。島根大の研究チームは今回、シジミをお湯で茹でるときに白濁する原因を突き止めた>

2022.10.18
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

ノーベル賞2022の自然科学3賞と日本人科学者との関わり

<日本人科学者は選に漏れたが、なかには日本の科学界と接点を持つ受賞者も> 今年も10月初旬にノーベル賞科学3賞の受賞者が発表されました。 生

2022.10.11
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

ヒトを襲い、弱い個体をいじめる 「優等生」イルカの知られざる一面

<食用、観賞用、軍用──イルカの活用目的は歴史とともに変化してきた。水族館のショーやアニマルセラピーのイメージから「賢い」「フレンドリー」と

2022.10.04
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

今年も侮れないイグノーベル賞と、社会実装されそうな2つの研究

<つまみを回すときに何本の指を使っているか、子ガモが隊列を組んで泳ぐのはなぜか──2022年の受賞研究から生活に応用される可能性のある2つの

2022.09.27
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

中国が月の新鉱物「嫦娥石」を発見 新種認定のプロセスと「月の石」の歴史

<中国はアポロ計画の米国、ルナ計画の旧ソ連に続く月から新鉱物を発見した3つ目の国に。鉱物が新種と認定されるまでの手順、ユニークな命名方法を紹

2022.09.20
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

サイボーグ・ゴキブリが災害救助の救世主になる?

<なぜロボットではなくサイボーグ昆虫なのか? 利点と開発の歴史を紹介する> 日本では近年、災害救助での動物やロボットの活用が注目されています

2022.09.13
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特集:非婚化する世界
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2025年6月17日号(6/10発売)

非婚化・少子化の波がアメリカもヨーロッパも襲う。世界の経済や社会福祉、医療はどうなる?

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