コラム
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

茜 灯里

作家・科学ジャーナリスト。青山学院大学客員准教授。博士(理学)・獣医師。東京大学理学部地球惑星物理学科、同農学部獣医学専修卒業、東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻博士課程修了。朝日新聞記者、大学教員などを経て第24回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞。小説に『馬疫』(2021 年、光文社)、ノンフィクションに『地球にじいろ図鑑』(2023年、化学同人)、ニューズウィーク日本版ウェブの本連載をまとめた『ビジネス教養としての最新科学トピックス』(2023年、集英社インターナショナル)がある。分担執筆に『ニュートリノ』(2003 年、東京大学出版会)、『科学ジャーナリストの手法』(2007 年、化学同人)、『AIとSF2』(2024年、早川書房)など。

サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

脳の認知機能を改善する血小板因子が特定される...若い血の輸血、抗老化ホルモン、運動による若返り効果の全てに関与か

<米カリフォルニア大サンフランシスコ校の2つの研究チームと豪クイーンズランド大のチームは、認知機能の改善に血小板第4因子(PF4)が関わって

2023.08.23
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

幻の常温常圧超伝導ニュースを超えた! 京大チームが超伝導体で「ノーベル賞級」の大発見か

<韓国チームの開発したLK-99について、科学界は「常温常圧超伝導体は幻だった」と結論づけている。そんななか、67年前に予言され、理論上だけ

2023.08.18
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

ヒトの直立二足歩行の謎をAI分析で解明 「骨格のプロポーション」が鍵に

<米テキサス大オースティン校などの研究チームが3万人分以上の骨格のX線写真をAIで分析し、同時に遺伝子解析も行ったところ──> 脚と脊椎を地

2023.08.09
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

127℃、大気圧下で超伝導が成功? 超伝導研究の成果が「もし本当なら画期的」と疑ってかかられる理由

<韓国の研究チームが「常温常圧での超伝導に成功した」と発表し、世界をざわつかせているが、科学界は当初懐疑的な反応を示した。背景には、この分野

2023.08.02
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

偶然ではない? 「男兄弟のみの家庭では次に生まれる子も男の可能性が高い」という調査結果

<男女が生まれる確率はほぼ1:1のはずだが、男児の妊娠・出産が続くほど次の妊娠機会にも男の子が生まれる可能性が高くなるという調査結果が発表さ

2023.07.26
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

月の裏側で巨大な発熱体を発見 35億年前の月は地球環境に似ていた可能性が指摘される

<米サザンメソジスト大などから成る研究チームが月の裏側に発見した巨大な物体は、これまで知られてきた月の常識を覆す存在に。周囲より10℃以上も

2023.07.18
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

7月4日の地球は「過去12万5000年間で一番暑い日だった」と専門家 「12万5000年」の根拠は?

<地球規模の猛暑の原因、「12万5000年」という数値がどこから算出されたかについて掘り下げる> 米国立環境予測センターの観測データの分析か

2023.07.11
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

日本でも緊急避妊薬が薬局で買えるようになる? 試験販売決定の意義と問題点

<緊急避妊薬を試験販売できる薬局は4つの厳しい要件を満たす必要がある。薬局で購入できるようになることで期待される変化について、日本で普及が遅

2023.07.04
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

SDGs達成度ランキング2023で指摘された、日本が世界水準になれない理由

<最高ランク「達成済み」は2項目のみ。前回から評価を落とした項目、「深刻な課題がある」と判断された5項目とは? 22年以降、順位だけでなくス

2023.06.28
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

超音波照射でマウスが休眠状態に 「冷凍睡眠」より手軽に医療、宇宙旅行に応用可能か

<脳に超音波を照射することで冬眠のような低代謝状態に──マウスとラットを対象にした米セントルイス・ワシントン大ホン・チェン教授らの研究チーム

2023.06.21
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特集:非婚化する世界
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非婚化・少子化の波がアメリカもヨーロッパも襲う。世界の経済や社会福祉、医療はどうなる?

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