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何が狙いか、土壇場でGSOMIAを延長した韓国の皮算用

2019年11月23日(土)20時00分
浅川新介(ジャーナリスト)

ただ、この案に対して日本の首相官邸や外務省は一定の関心を示していたとされ、「無視」はあくまで韓国側の本気度を見るためだったことも分かっている。だが結局、韓国政府がどう関わるかという点で、相手を信用し切れなかったようだ。

この問題の解決には日韓双方の知恵が必要だが、そうそう「日本の立場は変わらない」(菅官房長官)。さらに、朝鮮半島には変数も多い。膠着状態にある米朝関係の行方、特に北朝鮮の動き次第で文政権の立場は右往左往する。GSOMIAについては、今でも韓国国民の半数が終了を支持している。

日米韓の同盟関係がきしむなか、来年に向けて日韓関係だけでなく、東アジアの現状が大きく変わる可能性もある。

<2019年12月3日号掲載>

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12月3日号(11月26日発売)は「香港のこれから」特集。デモ隊、香港政府、中国はどう動くか――。抵抗が沈静化しても「終わらない」理由とは? また、日本メディアではあまり報じられないデモ参加者の「本音」を香港人写真家・ジャーナリストが描きます。

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