ビットコイン値上がりは日本勢が牽引? だが長期保有者は「弱気」転換の兆候
ブロックチェーン分析企業Glassnodeのデータを基に、クラーケン・インテリジェンスが以下のようにホドルウェーブを分類しました。
古代のコイン・失われたコイン(>5年):5年以上移動がなかったコインです。ほとんどの場合、失われたコインと考えられます。ビットコインの長期的な価値を重視する保有者が増えていることから、今後「昔のコイン・失われたコイン」の割合が増える可能性がありますが、5年以上全く動かさないケースは極めてまれです。
古いコイン(6ヵ月〜5年):6ヵ月から5年間移動がなかったコインで、長期保有者と考えられます。長期保有者は、弱気相場で蓄積し、強気相場が頂点に到達したと考える時に売る傾向があります。
若いコイン(0〜6ヵ月):移動なしの期間が6ヵ月未満のコインです。トレーダーやビットコインを支払い手段として使う短期保有者が多いと考えられます。
昨年の強気相場では古いコインが若いコインのシェアを奪うトレンドが続いていましたが、今年1月にトレンドが転換し、若いコインがシェアを取り返し始めました。2月、3月も若いコインの勢いは続いており、古いコインがシェアを1.55ポイント減らして52.15%を記録する一方、若いコインは1.8%ポイント増やして24.89%をつけました。
ホドルウェーブからも、ビットコイン保有者の自信に陰りが見え始めているのが考察できます。