- HOME
- コラム
- プリンストン発 日本/アメリカ 新時代
- 共和党予備選本番、ヘイリーの急浮上はあるか?
共和党予備選本番、ヘイリーの急浮上はあるか?
現時点では少々気が早いかもしれませんが、ヘイリーが共和党の統一候補になれば、民主党も高齢のバイデンからハリスに候補をスイッチしようとし、その場合は、不人気のハリスに対して、一気に有力な対立候補が数名名乗り出てくるかもしれません。
それはともかく、そろそろ、少なくとも「ヘイリー政権誕生」という可能性も、頭の片隅に置いておいた方が良いかもしれません。ヘイリーは、一貫して明言しているように、国連と西側同盟の枠組みを堅持するとしています。ですから、トランプのように日米同盟を壊すような言動はしないでしょう。
では、ヘイリーは親日家なのかというと、そこは多少懸念があります。例えば、昨年11月の第3回の共和党テレビ討論の席上で、彼女が日本について言及したことがありました。それは(アメリカの場合に)国債の金利利払いにカネが流出すると軍備増強ができないという話の流れだったのですが、「(アメリカは)日本のようになってはいけない」と一瞬呟いたのです。
国債の金利支払いの話と、軍事費の話の結びつけ方もやや強引なら、このときの議論の文脈は金利引き上げへの批判だったのですが、日本の場合は低金利が問題になっているので、話としては全く筋が通っていません。そうなのですが、漠然と日本経済の衰退を見て「こうなってはいけない」という感想を持っているのは明らかで、思わずポロッと本音が出た感じがあります。
頭の回転の早い女性ですので、仮に「日本経済はダメ」という厳しい見方をしていたにしても、それを「成長路線へと産業構造を転換すべき」という前向きな外圧として突きつけてくれれば、かえって国益に叶うことになります。ですが、下手な対応をすれば「経済のプレゼンス低下」を見て、日本へ割くリソースを減らしてくるかもしれません。そうした点で、侮れない政治家として見ておく必要もありそうです。

アマゾンに飛びます
2025年7月15日号(7月8日発売)は「大森元貴『言葉の力』」特集。[ロングインタビュー]時代を映すアーティスト・大森元貴/[特別寄稿]羽生結弦がつづる「私はこの歌に救われた」
アメリカの保守派はどうして温暖化理論を信じないのか? 2025.07.09
熱中症対策の決定打が、どうして日本では普及しないのか? 2025.07.02
トランプのイラン空爆と、米民主党のさらなる左傾化 2025.06.26
イラン攻撃への関与で真っ二つに割れるトランプ支持層 2025.06.18
天才的なヒラメキとともに躍動する姿を見せ続けた......長嶋茂雄の愛された時代 2025.06.04
混乱回避に成功した米ニューアーク空港と航空行政 2025.05.28
-
港区・虎ノ門ヒルズ/外資系大手企業内での一般事務/資料のスキャニング、保管
日本アスペクトコア株式会社
- 東京都
- 月給22万700円~
- 正社員
-
外資系大手コーヒーメーカー向けIotアプリ開発/中央区/web系SE・PG/東京都
株式会社ケーエムケーワールド
- 東京都
- 年収550万円~900万円
- 正社員
-
プロダクトエンジニア「ポテンシャル採用/大手や外資系など3000社に導入/HR SaaS「ミキワメ」/web系SE・PG/港区/東京都
株式会社リーディングマーク
- 東京都
- 年収400万円~550万円
- 正社員
-
外資製薬会社向けCRMシステムの運用保守支援
株式会社ビーネックステクノロジーズ
- 東京都
- 月給30万円~55万円
- 正社員