最新記事
展望2024

2024米大統領選の主要スケジュールまとめ 1月15日アイオワ州共和党党員集会から熱戦スタート

2023年12月28日(木)18時00分
ロイター
米大統領選挙の投票会場

2025年1月の就任式までに予定される大統領選関連イベントの日程をまとめた。ニューヨーク・ブルックリンで2022年撮影(2023年 ロイター/Brendan McDermid)

2024年11月5日の米大統領選に向け、トランプ前大統領は共和党の指名獲得を目指す候補者6人の先頭を走り、2期目を目指すバイデン大統領は民主党内で対立候補は見当たらない。

25年1月の就任式までに予定される大統領選関連イベントの日程は以下の通り。

2024年

1月10日:CNNがアイオワ州デモインで共和党の候補者討論会を開催。世論調査で少なくとも10%の支持率を得ることなどが参加資格。

1月15日:アイオワ州の共和党が党員集会を開催。候補指名争いの初戦となる。党員集会は郡または管区、地区レベルで組織される非公開の会合で、参加者は支持する候補者ごとにグループに分かれ、各候補が獲得する代議員の数を決定する。

これに対し、アイオワ州の民主党は郵便投票のみによって候補を選出し、結果は3月5日のスーパーチューズデーに発表する。

1月18日:ABCニュースとWMUR─TVがニューハンプシャー州マンチェスターで共和党の候補者討論会を開催。アイオワ州党員集会で上位3位に入った候補と世論調査の支持率10%に達した候補が参加できる。

1月21日:CNNがニューハンプシャー州ゴフスタウンで共和党の候補者討論会を開催。世論調査で少なくとも10%の支持率を得ることなどが参加資格。

1月23日:ニューハンプシャー州が全米最初の予備選を実施。予備選は州や地方自治体によって運営され、参加者は無記名投票で希望の候補者に投票する。

民主党全国委員会は南部サウスカロナイナ州を24年予備選の初戦州とし、ニューハンプシャー州ではそれより後の2月6日に実施したい考えだった。

だがニューハンプシャー州の民主党は初戦州としての伝統を維持することを希望。バイデン氏は同州予備選に参加しないと明らかにした。

1月31日:連邦選挙委員会の23年末政治資金収支報告の提出期限。

2月3日:サウスカロライナ州で民主党予備選

2月6日:ネバダ州で民主党予備選

2月8日:ネバダ州で共和党党員集会

2月24日:サウスカロライナ州で共和党予備選。

2月27日:ミシガン州主催の予備選で民主党員と共和党員が投票。民主党が優勢な同州が日程を前倒しした。共和党は反対しており、3月の党員集会で代議員の大半を選出する。

3月2日:共和党がミシガン州で開く党員集会で代議員の大半を選出。

3月5日:「スーパー・チューズデー」。予備選・党員集会が集中し候補者が絞り込まれることが多い。民主・共和両党がアラバマ、アーカンソー、カリフォルニア、コロラド、メイン、マサチューセッツ、ミネソタ、ノースカロライナ、オクラホマ、テネシー、テキサス、バーモント、バージニアの各州で予備選。ユタ州では民主党が予備選、共和党が党員集会。アラスカ州で共和党予備選。

3月12日:ジョージア、ミシシッピ、ワシントンの各州で予備選。ハワイ州で共和党党員集会。

3月19日:アリゾナ、フロリダ、イリノイ、カンザス、オハイオの各州で予備選。

6月4日:残りの州が予備選を実施予定。一部の州は予備選や党員集会の日程が未定。

7月15─18日:共和党全国大会(ウィスコンシン州ミルウォーキー)。候補者を正式に決定。

8月19─22日:民主党全国大会(イリノイ州シカゴ)。候補者を正式に決定。

9月16日:大統領討論会委員会が定めた第1回大統領討論会の開催日。テキサス州サンマルコスのテキサス州立大学で開催。

9月25日:大統領討論会委員会が定めた副大統領討論会の開催日。ペンシルベニア州イーストンのラファイエット大学で開催。

10月1日:大統領討論会委員会が定めた第2回大統領討論会の開催日。バージニア州ピーターズバーグのバージニア州立大学で開催。

10月9日:大統領討論会委員会が定めた第3回大統領討論会の開催日。ユタ州ソルトレークシティーのユタ大学で開催。

11月5日:選挙日

11月中:選挙結果判明までに日数がかかる可能性。

食と健康
消費者も販売員も健康に...「安全で美味しい」冷凍食品を届け続けて半世紀、その歩みと「オンリーワンの強み」
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

ノボ、アルツハイマー病薬試験は「宝くじ」のようなも

ワールド

林氏が政策公表、物価上昇緩やかにし1%程度の実質賃

ワールド

米民主党議員、環境保護局に排出ガス規制撤廃の中止要

ビジネス

アングル:FRB「完全なギアチェンジ」と市場は見な
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界が尊敬する日本の小説36
特集:世界が尊敬する日本の小説36
2025年9月16日/2025年9月23日号(9/ 9発売)

優れた翻訳を味方に人気と評価が急上昇中。21世紀に起きた世界文学の大変化とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「日本を見習え!」米セブンイレブンが刷新を発表、日本では定番商品「天国のようなアレ」を販売へ
  • 2
    中国は「アメリカなしでも繁栄できる」と豪語するが...最新経済統計が示す、中国の「虚勢」の実態
  • 3
    燃え上がる「ロシア最大級の製油所」...ウクライナ軍、夜間に大規模ドローン攻撃 国境から約1300キロ
  • 4
    1年で1000万人が死亡の可能性...迫る「スーパーバグ…
  • 5
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
  • 6
    【クイズ】世界で最も「リラックスできる都市」が発…
  • 7
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影…
  • 8
    中国山東省の住民が、「軍のミサイルが謎の物体を撃…
  • 9
    中国経済をむしばむ「内巻」現象とは?
  • 10
    【クイズ】世界で1番「島の数」が多い国はどこ?
  • 1
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 2
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれば当然」の理由...再開発ブーム終焉で起きること
  • 3
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサイルが命中、米政府「機密扱い」の衝撃映像が公開に
  • 4
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 5
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
  • 6
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
  • 7
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 8
    【クイズ】世界で1番「島の数」が多い国はどこ?
  • 9
    「なんて無駄」「空飛ぶ宮殿...」パリス・ヒルトン、…
  • 10
    観光客によるヒグマへの餌付けで凶暴化...74歳女性が…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 4
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 5
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影…
  • 6
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 7
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 8
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 9
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 10
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中