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ドイツの街角から

シュピッツナーゲル典子|ドイツ

81歳のフィットネスジャンキーおばあちゃんがSNSで大ブレイク   

©Stephanie Hofschlaeger / pixelio.de

ここ最近、80歳や90歳のインフルエンサーと聞いても驚かなくなった。目を引くファッションやアクセサリーを身にまとう高齢者が精力的に活躍する姿は微笑ましい限りだ。

ドイツでもコロナロックダウン(都市封鎖)を機に話題をさらっているおばあちゃんがいる。スポーツで人気を博している81歳のエリカ・リシコさん(ノルトライン・ヴェストファーレン州ランゲンフェルド在)だ。

自宅のリビングで筋トレやダンスを楽しむ動画は、SNSを通して瞬く間に視聴者を釘付けにした。米国TV番組や海外メディアで紹介されたエリカさんは、国境を越えた人気ティックトッカー&インフルエンサーとなった。

グット・モーニング・アメリカで紹介されて大ブレイク

ドイツでコロナウイルス感染率がじわじわと上昇しはじめた2020年2月1日、娘シルケさんは自宅のリビングでトレーニングに熱中する母エリカさんの姿を家族に見せたいとインスタグラムに投稿した。

同年3月中旬から、国内でコロナ感染抑止策としてロックダウン規制が施行され専門店やスポーツジムは閉店となった。ジム通いを日課としていたエリカさんは、自宅トレーニングを精力的に行うようになった。

そこでシルケさんは、以前から噂に聞いていたティックトック(動画共同アプリ)に母の筋トレシーンを興味本位で投稿してみた。結果は思いのほか大好調で反響に驚いた。現在フォロワーは13万人、いいねは300万に達する日もある。

エリカさんが一気に注目されるようになったのは今年1月、米国ABC放送報道番組「グット・モーニング・アメリカ(動画視聴できます)」の取材を受けてから。それ以来、ドイツメディアの取材も後を絶たない。トルコ、フランスでも報道され、瞬く間に「81歳のインフルエンサー」としてブレイクした。

「動画投稿の反応(コメントやフォロワー数)を確認するのも大きな楽しみ。若者からも感想をもらえるなんて思いもしなかった」と、喜びと驚きをかみしめているエリカさんだ。

写真や動画公開には関わりたくないと渋っていた夫ディーターさん(81歳)も妻に感化され、一緒に踊ったりトレーニングをするようになった。

「自宅には3キロのバーベルがあるわ。でもスポーツ器具は必要ないんです。どこに住んでいても床はあるでしょう。その気になればどこでもできますよ。定番は筋トレですが、その日の体調と相談しながら進めています。例えば前日行ったトレーニングで筋肉痛が残っていたら、ヨガ、ピラティス、ダンスに切り替えるます。とにかく臨機応変に体を動かすことです」(エリカさん) 

50 代から夢中になったジム通い 

Profile

著者プロフィール
シュピッツナーゲル典子

ドイツ在住。国際ジャーナリスト協会会員。執筆テーマはビジネス、社会問題、医療、書籍業界、観光など。市場調査やコーディネートガイドとしても活動中。欧州住まいは人生の半分以上になった。夫の海外派遣で4年間家族と滞在したチェコ・プラハでは、コンサートとオベラに明け暮れた。長年ドイツ社会にどっぷり浸かっているためか、ドイツ人の視点で日本を観察しがち。一市民としての目線で見える日常をお伝えします。

Twitter: @spnoriko

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