World Voice

ミャンマーでエンタメとクリエイトする日々

新町智哉|ミャンマー

ヤンゴンでバンドをやってたらテレビに出た話

皆さん、こんにちは。
実は俳優もやっています、新町です。

(コロナからずっとほぼ活動停止中です)

ミャンマー在住の日本人で組んだEDOGAWA T/S(エドガワタウンシップ)という知る人ぞ知るバンドなのですが、今日はそのバンドがミャンマーのテレビに出る事になった話しをさせていただきます。


「日本からプロの歌手をミャンマーに連れて来るからその人が出演するLIVEイベントでバックバンドをやってもらえないか」d

「マジっすか!」

「そのイベント、TV放送もするから」

「マジっすか!!」


最初に話が来た時は本当にこんな感じのノリでした。
エドタン(エドガワタウンシップの略です)が結成されて、1年半以上色々と活動はしてきましたが、遂にTV出演か(バックバンドだけど)と思いました。

そして、日本からやってきたのはこの方
元SDN48の歌手のmiray(ミレイ)さんです。



パワフルなボーカリストさんでした。
あと、これでもかってくらい目力のある方でした。
(語彙力に乏しい表現ですみません)

さて、これは大変だという事で、メンバー一同自分たちのLIVEの時ではありえないくらいの練習を開始しました。
更にはマネージャーさんと曲について、音源や、楽譜のやりとりなど、本人が来られる前に何度もリハーサルを重ねての準備でした。

我々は所詮素人バンドですから、楽譜を渡されて、サクッと一発リハを決めただけで本番が望める程の腕など当然ありません。
ホント、いつものLIVEもこれだけ練習すればもっとクオリティ上がるよなってくらい数曲の為に何度も何度もリハーサルしました。

まあ当然と言えば当然ですね。

そして、いよいよミレイさんが来緬されます。
月並みですが、「これが芸能人か」というオーラがあり、それでいて気さくに話をしてくれ、尚且つ腰の低い方でした。
わざわざ弊社メイクセンスにも挨拶に来てくれ、ミャンマーでの活動についても色々と話しをしてくれました。

そして、当時メイクセンスでとあるフリーペーパー(月間雑誌)を運営していたのですが、なんとその表紙をやってくださったのです。

「これ表紙とかやらしてくださいよ」

「マジっすか!」

そんなノリでした。
そして出来上がった雑誌の表紙がこれです。

編集部一同この号は特に気合いを入れて作った記憶があります。

一つこぼれ話を。
エドタンは結構メンバーが多いんです。
最初、番組側ではバンド編成ということでステージ上は4,5名くらいのコンパクトなものを想定していたんですが、最終的には8名がステージに上がる事になり、かなりステージを広げないといけなくなって舞台予算がかさんだそうです。
エドタンは私を含め当時も歌い手が4人いる状況でした。
スケジュール的に全員はこのイベントには参加できなかったんですが、私ともう一人のボーカルの子もコーラスとして入ったんです。
僕らのいつものノリで考えていたんですが、良く考えたらバックバンドですって言ってコーラスが2人いるとかよくわかんない編成だったなと我ながら思います。

そんなわがままにも答えてくれた番組プロデューサーさんや舞台監督さんに感謝でした。

そしてイベントは大成功に終わります。
正直、私は所詮コーラスだったので、全く緊張はありませんでした。
ミレイさんが引き立つよう頑張って務めようとしたのですが、LIVE自体はとても楽しめました。
このイベントはミャンマーで起きた水害支援のチャリティーイベントでもあり沢山の寄付を集めることが出来、大成功に終わりました。
当時のイベントについての記事がこちらです↓
https://globalnewsasia.com/article.php?id=5222&&country=4&&p=4#photo

ミャンマーにはまだまだ日本人が少なく、更にバンド活動を継続的にやっているのが私たちだけだったというのが私たちが選ばれた理由なのですが、おかげでこんな貴重な経験が出来ました。
現在ミレイさんは日本での活動されており、ミャンマーもこんな状態なのでこちらで活動するというのは難しいことだとは思いますが、また機会があれば是非ご一緒したいなとは思っています。

エドタンに関してはまた他の活動や、そもそも出来た時のエピソードなども語りたいと思っています。
今日はそんなバンドがミャンマーの地上波に乗った時のお話でした。

因みに私はステージの隅っこでコーラスをしていたため、ほぼ全てのメディアにほとんど写っていませんでした。
残念。
いつかステージの真ん中の映像が使われるように頑張りたいと思います。

それではまた明日。

 

Profile

著者プロフィール
新町智哉

映像プロデューサー。2014年からミャンマー最大都市ヤンゴンに在住。MAKE SENSE ENTERTAINMENT Co.,Ltd. GM。日緬製作スタッフによる短編コメディ「一杯のモヒンガー」でミャンマーワッタン映画祭のノミネートを皮切りに世界各国の映画祭で受賞。起業家、歌手、俳優としてもミャンマーで活動する。

Twitter:@tomoyangon
Instagram:tomoyangon
note:https://note.com/tomoyaan

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