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NYで生きる!ワーキングマザーの視点

ベイリー弘恵|アメリカ

コロナ禍でNYクリスマスのイルミネーションは?

© 2020 NY1page.com LLC. マスク装着中のロックフェラーセンターにあるプロメテウス像

NY観光シーズンにさえ閑古鳥が鳴いている状況

ロックフェラー辺りは、クリスマスシーズン前から例年は、世界や全米から集まる観光客でごった返す。この辺で働いてると、人混みにもまれうんざりさせられる時期なのだ。しかし今年は、新型コロナウィルスの規制により、観光客どころか、ビジネスマンさえもリモートワークのためオフィスに出てこないので、グランドセントラル駅からロックフェラーまでの道も閑散としている。ランチタイムになると、ビジネスマンがサラダ・バーやピザ・ショップに行列をなすロックフェラーの地下街もガラガラ。

ロックフェラー2020b.jpg© 2020 NY1page.com LLC. ロックフェラーセンター地下街の出勤時間でもこんなにガラガラ

それでも恒例のロックフェラーセンターのクリスマスツリーの点灯式が行われる。ただし、12月2日に無観客で行われる予定だ。5万個のLEDライトとトップには、300万個のスワロフスキーを使用したスターを飾り付けられる。ロックフェラーセンター所有者の声明によると、ロックフェラーのツリーはただホリデーのシンボルというだけのものではないという。大恐慌から9/11、ハリケーン・サンディの時にも欠かすことなく飾られた。2020年は、コロナ禍で弱ってる人々に希望や回復する力を与える。まさにニューヨークの不屈の精神を称える象徴なのだという。

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© 2020 NY1page.com LLC. 2019年に撮影したロックフェラーセンターのクリスマスツリー

恒例のパレードもライヴなし

今年はサンクスギビング(感謝祭)に行われる、メイシーズのパレードも巨大バルーンは例年通りスヌーピーやピカチュウほかをあげてはいるが、パレードを事前に録画したものをNBCが放送し、ライヴのパレードは行われず。4月のセントパトリックスデーパレード、6月のプライドマーチ、10月のコロンバスデーパレード(バーチャル形式で行われた)、ヴィレッジのハロウィンパレードも中止になったという寂しい年となった。

夏が終わったくらいから、NYではビジネスマンも少しずつオフィスへ来る姿を見かけるようになっていた。レストランも、9月の終わりから最大収容人数の25%と人数制限や、営業は10時までという規制はあるものの店内にて飲食が許可されたところだった。やれやれようやく外出できると忘年会を楽しみにしていたのだが、NYの街中や地下鉄では、ひったくりやレイプ、暴行、挙げ句の果には地下鉄で線路にホームレスから突き落とされるなどといった犯罪が増えているというニュースを耳にするため、外出を自主規制する人も多く、友人らとの外出が厳しくなっている。

クリスマスパーティーもなしの企業が相次ぐ

さらに、ホリデーシーズンになってから、再び新型コロナウィルス感染者が増えてきたこともあり、完全リモートワークへと戻ったオフィスも多い。例年、ホテルのパーティー会場やレストラン、クラブなどを貸し切ってやる企業のクリスマス・パーティーもやらないところばかり。企業側はパーティーの出費がセーブできるが、一番の稼ぎ時となるクリスマスに利益があがらないので、サービス業に携わる方々は困るだろう。

残される可能性として、私がいいなと思ったことを一つだけ。11月はじめに、世界的に著名なバイオリニスト五嶋みどりさんのライヴ配信が92nd Street Yから行われたのだけど、ステージで演奏するみどりさんのバイオリンの音色は、オンラインで聴いてもとても素晴らしかった。

友人のご長男が所属するファイヤーバード・ポップス・オーケストラも「ハリー・ポッター」や「オペラ座の怪人」など、お馴染みの曲をオンラインでフリーコンサートとして定期的にライヴ配信している。オーケストラ全員のパワーが伝わってきて励まされるし、キレイな音楽に癒やされる。

この秋からのNYのミュージカルに加わるはずだったミュージカルPoupelle of Chimney Town(えんとつ町のプペル)もオンラインで配信された。ユニークな俳優さんたちの表情がオンラインならば手にとるようにわかるし、セリフは英語だけど、しっかり聞き取れるのもありがたい。素晴らしいミュージカルの演奏や歌も劇場で見るのと変わらないくらいのレベルで感動した。

2012年から毎年、春になるとNYの劇場で日本のショートフィルムの傑作を公開している、NYJCF<ニューヨーク・ジャパン・シネフェスト>2020も、つい先日オンラインで開催されたばかり。ニューヨークにいなくても、世界各国にいる人たちがこうしたライヴのイベントに参加して視聴できたり、ライヴ配信後も作品が残っていって、いつでも観れるというのもありがたい。

そんな感じで、ホテルを貸し切っての音楽や演劇、そのほかのイベントのライヴ配信。すでにやっている人たちがいるけど、レストランやクラブからは、DJライヴ配信や、シェフのお料理教室ライヴ配信。などなど、もっとオンラインでやれることがある気がする。暗いニュースばかりではなく、コロナ禍であっても、なんとかして新しいビジネスを生みだしてほしい。

【関連リンク】
ロックフェラー・センター
五嶋みどりさん
92nd Street Y
NYシネフェスト2020の感想

 

Profile

著者プロフィール
ベイリー弘恵

NY移住後にITの仕事につきアメリカ永住権を取得。趣味として始めたホームページ「ハーレム日記」が人気となり出版、ITサポートの仕事を続けながら、ライターとして日本の雑誌や新聞、ウェブほか、メディアにも投稿。NY1page.com LLC代表としてNYで活躍する日本人アーティストをサポートするためのサイトを運営している。

NY在住の日本人エンターテイナーを応援するサイト:NY1page.com

ブログ:NYで生きる!ベイリー弘恵の爆笑コラム

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