日本の「純水」を世界の子供たちに届けよう
そうしたなかで昨年、気候変動問題に関する国際的な枠組みを決めたパリ協定が採択された日である12月12日を前に、世界の水問題が改めてクローズアップされた。
11月末から12月12日まで開催される国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)では、ユニセフが世界の飲み水不足問題を報告した。発表によれば、世界の子供の3人に1人(7億3900万人)が今、水不足が深刻な地域で暮らしているという。
中東、南アジア、北アフリカは特に厳しい環境下にあり、水へのアクセスは確保できても汚染や塩分の高い濃度などが理由で飲用には適さない場合も多い。「子供を政策の中心に置くように」というユニセフの訴えが忘れられない。
水の浄化には、さまざまな技術が確立されてきた。その中でも、逆浸透法はエネルギーとコストの効率が比較的良いこともあり、期待が高まっている。日本の得意分野と言える逆浸透法の技術を生かして、世界中で水不足に苦しんでいる子供たちにぜひ救いの手を差し伸べてほしいと思う。
気候変動に関する問題は多種多様で、国際貢献のアプローチも無数にある。そうしたなかでも、「子供たちの水問題」は早急に解決されるべき課題ではないだろうか。今こそ、子供を政策の中心に置こう。
トニー・ラズロ
TONY LÁSZLÓ
1960年、米ニュージャージー州生まれ。1985年から日本を拠点にジャーナリスト、講師として活動。コミックエッセー『ダーリンは外国人』(小栗左多里&トニー・ラズロ)の主人公。

アマゾンに飛びます
2025年8月5日号(7月29日発売)は「トランプ関税15%の衝撃」特集。例外的に低い税率は同盟国・日本への配慮か、ディールの罠か
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
韓国スタートアップが日本へ続々進出... 官民挙げて商機を狙う背景は 2025.07.29
参政党の「日本人ファースト」は日本第一党の「日本第一主義」と同じに思える 2025.07.18
日本は戦争で荒廃したイランの後に続くのか 2025.07.16
アフリカ出身のフランス人歌手「アヤ・ナカムラ」が象徴する、フランスで続く日本ブーム 2025.07.16
日本人は本当に「無宗教」なのか?...「灯台下暗し」身近すぎて見えないこともある 2025.07.11
突出した知的能力や創造性を持つ「ギフテッド」を埋没させるな 2025.06.28
在日外国人は米に困っていないし、「令和のコメ騒動」に無関心 2025.06.16
-
港区・虎ノ門ヒルズ/外資系大手企業内での一般事務/資料のスキャニング、保管
日本アスペクトコア株式会社
- 東京都
- 月給22万700円~
- 正社員
-
東京都港区/外資系企業での一般事務・庶務業務
日本アスペクトコア株式会社
- 東京都
- 月給22万700円~
- 正社員
-
東京/外資系企業/受付・事務/未経験OK・英語活かせる・月26万~/土日祝休み/未経験歓迎
グローブシップ・ソデクソ・コーポレートサービス株式会社
- 東京都
- 月給26万円~32万円
- 正社員
-
外資系投資銀行の総合受付チームリーダー 土日祝休み 月25万円~ 千代田区/土日祝休み
グローブシップ・ソデクソ・コーポレートサービス株式会社
- 東京都
- 月給25万円~35万7,000円
- 正社員