米中間選挙へ、民主党に増える「聖職者」候補者...トランプの岩盤層・キリスト教保守層にアピール
カトリック信者であるバイデン前大統領が信仰についてしばしば語ったように、過去にも著名な民主党員が自身の信仰に言及したことはあった。しかし、専門家によると、今回の候補者らは信仰を明確に政策課題と結びつけている点で、過去とは一線を画している。
ノートルダム大学の政治学教授、デビッド・キャンベル氏は「候補者が宗教的な場合、ほとんどの有権者はその人物が共和党員で、非常に保守的だと想定する」と説明。「今起こっているのは、民主党員の少数グループが左派的課題を語るのに宗教的な言葉を用いているという現象だ」と話した。
このアプローチにはリスクも伴う。ワシントン大学ダンフォース宗教・政治センターのライアン・バージ教授の分析によると、2024年の大統領選でトランプ氏は、白人福音派有権者の得票率が83%と過去最高を記録したほか、主流派プロテスタントとカトリックの双方からも過半数の支持を得た。
一方で、民主党の支持基盤はますます無宗教化している。ピュー・リサーチ・センターによる2023―24年の大規模調査では、民主党支持者の40%が「宗教を持たない」と回答し、この割合は2007年の2倍以上に達した。
ノートルダム大学のキャンベル教授は「民主党の候補者にとって、これはハンドルさばきが非常に難しい道だ。宗教になじみの薄い非常に世俗的な支持層を一方に抱えつつ、もう一方では宗教的な言葉に親しみを感じ、投票先が決まっていない多くの穏健な有権者が存在するからだ」と語った。





