またも「プーチンの策略」か...? トランプの「新たな外交ゲーム」に広がる困惑、米ロ「再接近」の理由とは
Trump’s Surprise Call with Putin Throws Ukraine Aid Into Question
プーチンとの電話会談は、自身の直感と首脳同士の個人的関係に頼りがちなトランプの手法を浮き彫りにしていると、アナリストは指摘する。
「トランプは地道な外交努力によってロシアに圧力をかけると語ってきたが、実際にはそうした行動をたびたび避けてきた」と、米シンクタンク、アトランティック・カウンシルのアンドルー・ダニエリは言う。「代わりに首脳会談やハイレベル協議を好むが、それでも何の進展もない」
一方、今回の電話会談は、米政府によるウクライナへの軍事支援強化にプーチンが懸念を募らせていることの表れだという見方もある。
2度目の首脳会談という場当たり的な決断が下されたのは、トランプがガザ戦争の停戦を仲介し、2年に及ぶ戦闘を(少なくとも当面は)終結させた直後のタイミングだった。
トランプはガザの合意がウクライナでの同様の合意を実現する素地をつくったと語る。
ゼレンスキーも16日、その考えに賛同し、ガザの停戦がウクライナ戦争終結への「勢い」を生んだと主張した。「欧州の戦争も終わらせられる。そのためには、アメリカとその他のパートナー諸国の指導力が極めて重要だ」





