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自由の女神像はなぜ緑色? 緑青で覆われた像を磨いたらどうなるか、専門家に聞いてみた

Why Polishing the Statue of Liberty Isn't a Good Idea

2025年9月17日(水)11時30分
テオ・バーマン

専門家はトランプ大統領の影響も指摘

本誌は自由の女神像を磨くとどうなるか、エリカ・ドスにインタビューを行った。

◇ ◇ ◇



Q:ほかの専門家たちは、像を磨くと保護層が失われ、構造が露出してしまうと語っているが、これは事実か? また、像を磨いた場合、実際どの程度の損傷が生じるのか?

A:彫刻の素材やその恒久性に関して誤解があることが問題だ。多くの人は、青銅や銅製の彫刻が屋外に置かれたときに生じる化学反応を理解していない。「清掃」と称して像を磨くことは、実質的にはその"外皮"を剥ぎ取るような行為だ。

自由の女神像が1886年にニューヨーク港に建設された当時、表面は1セント硬貨のような銅色だった。

しかし1906年までには、表面は「ブロシャンタイト」と呼ばれる緑色の保護層に覆われた。緑青は、銅や青銅が、ニューヨークの天候や酸性雨など、大気中の条件にさらされることで自然に形成される。

緑の緑青は、2.4ミリにも満たない非常に薄い自由の女神像の銅の皮膚を守る役割を果たしている。その一方、場所によっては、緑青自体が1ミリを超える厚さになっている。

Q:もし像を動画のように磨いたら、どんな色になるのか? また、その作業にはどれほどの時間がかかるのか?

A:磨いて光沢ある青銅色にし、緑青を取り除くとなると、すでに薄い銅の皮膚をさらに削ることになり、構造的な安全性を脅かすことになる。

その上、シーラント(表面保護の透明なコーティング剤)や他の保護剤を繰り返し塗布する必要があるため、数カ月を要するだろう。しかし、そこまでしても長持ちはしない。

多くの人々は自由の女神が緑色であることに満足している。では、なぜ今になって像を磨き上げようとする人たちが現れるのか。

おそらく、トランプ政権が採用した「金ピカ趣味」の美学の延長線上にあるのだろう。私は、自由の女神が象徴する価値と、今日の「帝国的」大統領職が体現する金まみれの装飾の間には、まだ大きな違いがあると信じたい。私は自由の女神像がこのまま緑であり続けることに一票を投じる。

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