20代前半以降に学校で学ぶ機会を阻む、日本の悪しき「年齢主義」

自分磨きは生涯にわたって続けられるものだが…… photoAC
<ウォーキング、読書、学習・自己啓発などは80代でもできるのに、学校で授業を受ける機会はほぼ大学卒業年齢までに限られる>
人数が多い団塊ジュニアの世代も50代半ばに差し掛かり、定年が見え始めてきている。定年というのは、一定年齢に達したら、当人の意志に関係なく職を退かせるもので、「年齢差別ではないか」という誹りもあるが、体力の衰えにより円滑な職務遂行が難しくなるのも事実だ。プロスポーツ選手の引退年齢が早いのは致し方ない。
だがスポーツと言ってもさまざまなものがあり、幅広い年齢層の人が実施できるものもある。長寿化が進んだ時代を健やかに生きられるようにするには、生涯にわたって何らかのスポーツ(運動)に親しむことが望ましい。政府としても、国民の「生涯スポーツ」を促す政策を実施している。
では実態はどうか。2021年10月に実施された『社会生活基本調査』によると、過去1年間にサッカーをした人は534万人、ウォーキングないしは軽い体操をした人は4987万人。この数を年齢層別に分けた分布にすると、<表1>のようになる。
2つの種目の年齢分布はかなり違っている。サッカーで最も多いのは10代前半だが、ウォーキングは70代前半。ウォーキング(歩く)は手軽にできるためか、実施者の年齢は幅広く分布していて、全国民の年齢分布に近い。
右欄の累積%値をもとに、「何歳まで実施可能か」という指標を計算することができる。実施者100人を年齢順に並べたとき、上位5番目の人は何歳かを見るのがいいだろう。年齢が100人中5位の人(累積%=95.0)は、サッカーだと50代前半の階級に含まれているのが分かる。按分比を使って、該当する人の年齢を算出すると以下のようになる。
・按分比=(95.0-94.4)/(97.0-94.4)=0.2178
・上位5位の年齢=50歳+(5歳×0.2178)=51.1歳
サッカーの実施者100人中、年齢が5番目に高い人は51.1歳。この種目の実施寿命とみてもいいだろう。ウォーキングは82.6歳とかなり高い。同じやり方で他の種目の実施寿命を試算すると、最も低いのはバスケットボールで49.4歳、柔道は57.6歳、野球は60.7歳、水泳は73.7歳、登山は75.9歳、最も長いゴルフは87.2歳だ。
意外というか、実施寿命が長いスポーツが多い。運動量が多いバスケやサッカーも、ルールを調整したり簡易化したりすることで、高齢層の参加を促すことができるだろう。各業界の関係者は、若年人口の減少を嘆くのではなく、こうした工夫も求められる。
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