トランプの面目丸つぶれ...自称「和平仲介人」が結ばせた停戦合意が反故、国境紛争が再燃?
New Mine Explosion Tests Ceasefire Hailed as Trump Triumph
2025年8月28日(木)16時45分
国境周辺に暮らす住民の間では、依然緊張続く
国境周辺に暮らす人々の間では、依然として緊張が続いている。
「今でも怖い」と語るのは、68歳のタイ人農民、ファン・ホムフアルである。彼の家はカンボジアの砲撃で損壊し、庭には今も大きなクレーターが残っている。人的被害はなかったが、飼っていた犬と鳥を亡くしたという。「ニュースを聞くたびに、また戦闘が起きるのではと不安になる」と本誌に語った。
タイとカンボジアは非難合戦状態に陥っており、国境紛争再燃というリスクは依然存在する。一方、両国ともに、アメリカ、中国、ASEANによる仲介の下、停戦から平和的解決への道を模索する意思を表明している。
アメリカ国務省の報道官は本誌に対し、「両国の停戦が維持され、持続的で恒久的な平和へとつながるよう、アメリカは引き続き全力を尽くす」と回答。引き続き両国の紛争解決に関与する姿勢を示した。