イスラム国「大復活」はアフリカから...先進国に再びテロの脅威が吹き荒れる?

ISIS Is Waging a Deadly War Across Africa That Threatens US

2025年8月7日(木)15時35分
トム・オコナー

過激派が過激派を食い止めている

ニューヨークに拠点を置く独立系シンクタンク、スーファン・センターのワシーム・ナスル上級研究員も、サヘルと西アフリカにおけるISの前線が融合されつつあることに警鐘を鳴らす。地理的に分断されていたIS系武装勢力の拠点が連携することで、脅威が増しているという。

「この状況はレバント(ISが「国家」樹立を宣言したシリア・イラク地域)でかつて起きたことと同一ではない。しかし現在、ISは各地の支配地域を繋げようとしている。その野望と、それがもたらす彼らの軍事力への影響は過小評価すべきではない」

「今はその野望は実現していない。しかし、明日には実現しているかもしれない」


サヘル地域の情勢は特に厄介だ。

ブルキナファソ、マリ、ニジェールの3カ国は軍事政権によって統治されている。加えて、これら3カ国は近年アメリカおよびフランス軍を追放し、現在はロシアの支援を受けて遊牧民トゥアレグ人系の反政府勢力と戦っている。

この地域でIS系武装勢力と対峙しているのは、アルカイダ系列の別のイスラム過激派組織、「イスラムとムスリムの支援団(JNIM)」だ。

「皮肉なことに現在、アルカイダ系勢力がIS系武装勢力の南進を阻止している。現地軍はまったく機能していないからだ」とナスルは語る。

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