最新記事
ニューヨーク

NY市長予備選、富裕層増税を訴えるイスラム系候補勝利で激震！「100％共産主義者の狂人」とトランプ警戒

Melting Down Over NYC Mayoral Primary, Trump Calls Mamdani '100% Communist Lunatic'

2025年6月26日（木）20時26分
ジェシカ・コルベット

「そしてAOC＋3をそれぞれ副大統領と上級閣僚に指名すればいい」とトランプは続けた。「＋3」とは、進歩派の民主党下院議員イルハン・オマル（ミネソタ州選出）、アヤンナ・プレスリー（マサチューセッツ州選出）とラシダ・タリーブ（ミシガン州選出）のことだ。「その上ゾーラン・マムダニがニューヨーク市長になれば、この国は本当に終わりだ！」

トランプに批判的な人々は一連の投稿を、マムダニのように「労働者の生活を向上させる政策」を掲げる進歩派の政治指導者をトランプが恐れていることの明らかな兆候だと理解した。

Donald Trump must have shit his pants worse than usual when he heard the results of the NYC primary. He is really scared of Zohran Mamdani. Trump is going to need a bigger diaper.

[image or embed]

— OB1 Rebel (@ob1rebel.bsky.social) 2025年6月26日 4:47

SNS「ブルースカイ」のユーザーであるThe Vivliaは、「トランプによるマムダニ批判はある意味、推薦と同じ意味を持つ」と投稿した。トランプに批判される候補はいい候補、という皮肉だ。

ジョージア州議会の下院議員で2024年の民主党全国大会での演説をバイデン陣営に拒否されたパレスチナ系アメリカ人のルワ・ロンマンは「トランプはゾーランに嫉妬しているの?　彼の投稿の執拗さ...ちょっと異様な気がする」と述べた。

【関連記事】
反トランプ集会に異例の大観衆、民主党左派のヒロイン「オカシオコルテス」が対抗軸になるか
民主党女性議員4人組「スクワッド」とトランプは似たもの同士
トランプに弱腰の民主党で、怒れる若手が仕掛ける現職「落選運動」

次のページ「問題をごまかさずに認めた」ことが勝因
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

即時利下げ必要ない、11月会合はデータ注視へ＝豪中
2025.10.14

ワールド

米印、週内に通商協議　米産エネルギー輸入確約へ＝関
2025.10.14

ワールド

インドＣＰＩ、9月は前年比＋1.54％に鈍化　8年
2025.10.14

ワールド

マクロスコープ：流動する政界、高市氏と玉木氏の「極
2025.10.14
ニュース速報一覧
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集：中国EVと未来戦争
特集：中国EVと未来戦争
2025年10月14日号（10/ 7発売）

バッテリーやセンサーなど電気自動車の技術で今や世界をリードする中国が、戦争でもアメリカに勝つ日

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは？...食事以外の「2つの隠れた要因」が代謝を狂わせていた
  • 2
    中国人が便利な「調理済み食品」を嫌うトホホな理由とは?
  • 3
    メーガン妃の動画が「無神経」すぎる...ダイアナ妃をめぐる大論争に発展
  • 4
    車道を一人「さまよう男児」、発見した運転手の「勇…
  • 5
    かばんの中身を見れば一発でわかる！「認知症になり…
  • 6
    筋肉が目覚める「6つの動作」とは？...スピードを制…
  • 7
    連立離脱の公明党が高市自民党に感じた「かつてない…
  • 8
    1歳の息子の様子が「何かおかしい...」 母親が動画を…
  • 9
    ウィリアムとキャサリン、結婚前の「最高すぎる関係…
  • 10
    あなたの言葉遣い、「AI語」になっていませんか？...…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる！「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな飼い主との「イケイケなダンス」姿に涙と感動の声
  • 3
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは？...食事以外の「2つの隠れた要因」が代謝を狂わせていた
  • 4
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
  • 5
    中国人が便利な「調理済み食品」を嫌うトホホな理由…
  • 6
    ロシア「影の船団」が動く──拿捕されたタンカーが示…
  • 7
    ベゾス妻 vs C・ロナウド婚約者、バチバチ「指輪対決…
  • 8
    ウクライナの英雄、ロシアの難敵──アゾフ旅団はなぜ…
  • 9
    時代に逆行するトランプのエネルギー政策が、アメリ…
  • 10
    トイレ練習中の2歳の娘が「被疑者」に...検察官の女…
  • 1
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 2
    かばんの中身を見れば一発でわかる！「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 3
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは？
  • 4
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 5
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 6
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 7
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 8
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 9
    数千円で買った中古PCが「宝箱」だった...起動して分…
  • 10
    iPhone 17は「すぐ傷つく」...世界中で相次ぐ苦情、A…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中