「ウクライナにもっと武器を」――「正気を失った」プーチンに、米共和党幹部やMAGA派にも対ロ強硬論が台頭
MAGA Divided as Trump Turns on Putin
ネブラスカ州選出のドン・ベーコン下院議員はXに「今こそ正直になるべき時だ」と投稿した。「停戦交渉はプーチンには全く効果がない。彼の目的はウクライナ全土を支配することであり、自分が勝てないと悟るまでは(ウクライナへの攻撃を)やめないだろう。アメリカと同盟諸国はウクライナを徹底的に武装させ、ロシアに最大限の制裁を課し、海外にある3000億ドルのロシアの資産を差し押さえるべきだ」
かつて米下院議長を務めた保守派のニュート・ギングリッチは、トランプがプーチンを批判したことを評価しつつ、さらなる対応を求めた。
「トランプ大統領がプーチンに対して公に苛立ちを示したのは正しい」と彼は26日にXに書き込んだ。「プーチンは3日連続で民間人を意図的に攻撃した。これには断固たる対応が必要だ。アメリカからウクライナへの軍事支援を量、質ともに劇的に増やすべきだし、(長距離ミサイルなど)武器の使用制限も外して、ロシア本土深くにも使用できるようにすべきだ」
ギングリッチはまたこうつけ加えた。「プーチンは、選択の余地がなくならなければ戦争をやめないだろう。そのほかの戦略はただの希望的観測にすぎず、それでは戦争が長引き、より多くの無実の人の命が失われることになる」