疑惑の大統領選候補、支持率は首位──李在明が映す韓国民主主義の矛盾
李在明候補の生い立ちと政治活動
李在明候補は1963年旧暦10月頃、5男4女の7番目として生まれた。正確な誕生日については困窮状態だったため母親が忘れてしまったという。小学校を卒業後、城南市(ソンナムし)の工場に勤務しながら勉学に励み、中卒と高卒の認定資格を取得して中央大学校法科大学に入学。大学卒業後、司法試験に合格し弁護士となって城南市立病院設立運動を主導するなど弁護士兼社会運動家として活動した。
2010年7月から2018年3月まで城南市長、2018年7月1日から2021年10月25日まで京畿道(キョンギド)知事を務めた。2022年には大統領選に出馬するも尹錫悦(ユン・ソンニョル)候補に僅差で敗れた。同年6月、共に民主党の宋永吉(ソン・ヨンギル)国会議員の辞任に伴う補欠選挙に出馬して当選。2022年8月から2025年4月まで共に民主党の代表を務めた。
司法リスク─進行中の5つの裁判
今回の大統領選では、各種世論調査で圧倒的な支持率で他の候補をリードしている李在明候補だが、一方で先述のように現在5件の裁判が進行中の被告人の身である。
公職選挙法違反事件
2022年の大統領選挙に出馬した際、虚偽発言で選挙民を惑わしたとして公職選挙法違反に問われた。選挙直前、城南市大庄洞(テジャンドン)都市開発プロジェクトの不正疑惑が発覚すると、自ら「一生最大の業績」として誇ってきたプロジェクトへの関与を否定。プロジェクトの実務責任者に転嫁して「自分も騙された」と主張した。2024年11月15日、ソウル地裁が懲役1年・執行猶予2年の判決を下したが、2025年3月26日の控訴審判決で逆転無罪となり検察が上告、2025年5月1日に大法院からソウル高裁への差し戻しが言い渡された。
偽証教唆事件
公職選挙法違反の裁判において城南市長時代の随行秘書に虚偽の証言を強要した容疑である。2024年11月25日、ソウル地裁は偽証を行った元秘書に有罪判決を下す一方、李在明被告には無罪判決を下し、検察が控訴した。現在、控訴審が進行中である。
大庄洞関連開発疑惑
城南市長時代の大庄洞(テジャンドン)、慰礼(ウィレ)新都市、柏峴洞(ペクヒョンドン)の開発に絡む不正疑惑と地元プロサッカーチーム城南FCへの違法後援金に関する事件である。特定の民間業者に城南市や城南都市開発公社の内部情報を流して便宜を図った見返りに収益の一部を受け取った容疑で、元々は別々の事件だったが、現在は併合して裁判が進められている。
対北朝鮮送金事件
京畿道知事時代の2019年から2020年、当時副知事だった李華泳(イ・ファヨン)と共謀し、自身の訪朝費用や北朝鮮への支援名目で計800万ドル(約12億6千万円)を民間企業に支出させた容疑である。この事件も現在審理中だ。
法人カード私的利用疑惑
最も新たに発覚した事件である。水原(スウォン)地検は2024年11月19日、李在明候補を1億653万ウォン相当の業務上背任の罪で在宅起訴した。京畿道知事時代、道の公用車を妻の金恵京(キム・ヘギョン)氏の病院の行き帰りなどに使用させ、また食品などを道の法人カードで購入した疑いだ。この裁判は選挙期間中も延期されず進められる見通しである。
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