インドが「シンドール作戦」開始...パキスタンの「テロ拠点」攻撃で情勢緊迫
パキスタン政府は「露骨な戦争行為」と非難し、インドの侵略に対し適切に対応する権利を留保していると国連安全保障理事会に伝えたと明らかにした。
インド軍は、外務省との共同会見で、イスラム過激派組織「ジャイシュ・エ・ムハンマド」と「ラシュカレトイバ」の戦闘員募集センターや武器倉庫、訓練施設を擁する「テロリストキャンプ」を標的としたと明らかにした。攻撃の具体的な方法は明らかにせず、民間人や民間インフラが巻き込まれないよう精密・高度な兵器を使用したと説明した。
ミスリ外務次官は会見で「パキスタンに拠点を置くテロ組織に関する情報の収集と監視の結果、インドへのさらなる攻撃が差し迫っていることが判明し、先制的かつ予防的な攻撃を行う必要があった」と述べた。インドでこれまでに発生したパキスタンの関与が指摘される攻撃を列挙し、4月の観光客襲撃事件以降、パキスタンは自国の「テロリストのインフラ」に対して何もしていないと指摘した。
国際社会は自制を要請
トランプ米大統領はこの状況について「残念」とした上で、「早期の終息を願う」と述べた。
国連の報道官はグテレス事務総長が両国に対し、最大限の自制を求めたと述べた。