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中国の経済成長は持続不可能...衰退の中でも「台湾侵攻」は起こるのか?

In Decline but Still Dangerous

2025年5月1日(木)16時20分
練乙錚(リアン・イーゼン、香港出身の経済学者)

ドナルド・トランプ米大統領は欧州各国に、自分たちの問題は自分たちで解決し、アメリカ経済を強化すること、リソースの大半をアジアに再配備して中国に対抗し、封じ込めることを要請している。この強硬姿勢を前に習はアメリカとの激しい対立を避け、台湾への投資を増やして市民の取り込みを図るだろう。

それを回避するには、台湾の友好国や同盟国はたまに台湾海峡に艦船を航行させるだけなく、台湾に確固とした足場を何カ所も築き、自由を愛する台湾の反中派と協力しなければならない。さもないと、TSMC(台湾積体電路製造)製の半導体を入手するため習のご機嫌取りをする羽目になりかねない。


newsweekjp_20240701034059.jpg練乙錚
YIZHENG LIAN
香港生まれ。米ミネソタ大学経済学博士。香港科学技術大学などで教え、1998年香港特別行政区政府の政策顧問に就任するが、民主化運動の支持を理由に解雇。経済紙「信報」編集長を経て2010年から日本に住む。

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