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オフィスで勤務中の女性が「突然の爆風」で吹き飛ばされる恐怖の瞬間...イラン港湾「大規模爆発」の衝撃映像

Satellite Images Show Massive Blaze After Devastating Iran Blast

2025年4月30日(水)20時05分
アミール・ダフタリ

海上警備会社アンブリー(Ambrey)によれば、この港には3月、中国から船舶2隻で輸送されてきた過塩素酸ナトリウムが到着していたという。本誌も1月、同港にこの化学物質が到着したことを報じていた。

中国国営の新華社通信は、バンダルアバスにある中国領事館の発表として、今回の爆発により3人の中国人が軽傷を負ったが容体は良好だと伝えている。

イランのエスカンダル・モメニ内相は28日、シャヒード・ラジャイ港での爆発を受け、民間防衛体制の不備など複数の過失の可能性について調査していると述べた。モメニは国営テレビ局の取材に対し、安全基準違反と可燃性物質の不正申告について調査中だと述べ、「どのレベルであれ責任があると判明した者は処分される」と警告した。

イランの報道機関ロクナ(Rokna news agency)は27日、今回の爆発はイスラエルが仕組んだものだというモハンマド・セラジ議員の発言を引用した。ロクナによれば、セラジはこの爆発が「偶然ではない」とし、イスラエルがイランの国際関係を混乱させる狙いで仕組んだものだと述べている。

過去にイランのミサイル施設に攻撃を仕掛けたことのあるイスラエルだが、現地メディアの報道によれば、今回は関与を即座に否定した。26日にはちょうど近隣のオマーンで、イランのセイエド・アッバス・アラグチ外相とアメリカのスティーブ・ウィトコフ中東特使が、核開発計画を巡る3度目の交渉を行っていたところだった。

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